科目情報
科目名 現代的教育課題の授業実践 
クラス − 
授業の概要 現代的な教育課題の中でも、「言語活動の充実」について取り上げる。学習指導要領において、教育内容の主な改善事項として言語活動の充実が掲げられた。言語活動の充実が叫ばれ出した背景について、国際的な学力調査、心理学の研究動向をもとに概説する。続いて、言語活動の充実が思考力・判断力・表現力の育成にどのようにつながるのかを明らかにする。さらに、各教科の思考力・判断力・表現力を育成する言語活動を充実した授業とはどのようなものかを、研究推進校の実践事例をもとにして批判的に考察する。そこから得られた知見をもとに、言語活動を充実した授業案、年間指導計画案を構成し、交流して、模擬授業を行う。最後に言語活動を充実した授業の評価のあり方について検討して授業のまとめとする。 
授業の到達目標 ・言語活動の充実がなぜ必要なのか理解している。
・言語活動を授業を計画することができる。
・言語活動を充実した授業を展開することができる。 
授業計画
内容
1言語活動充実の経緯(1)
-学力低下問題、PISA学力調査の結果と影響- 
2言語活動充実の経緯(2)
-学習観の変遷と言語活動、習得と活用- 
3言語活動の充実と思考力・判断力・表現力の育成
-言語と思考力、判断力、表現力との関係- 
4言語活動を充実させた授業の実際(1)
-言語活動とはどのようなものか、各教科における言語活動充実の留意点- 
5言語活動を充実させた授業の実際(2)
-国語科における言語活動充実の留意点、言語活動を授業に位置づける- 
6フィールドワーク「言語活動を充実させた授業」【予定】 
7フィールドワーク「言語活動を充実させた授業」【予定】 
8フールドワークの振り返り 
9言語活動を位置づけた指導案の検討(1)
-各自作成した指導案の検討と改善(GW)− 
10言語活動を位置づけた指導案の検討(2)
−グループ推薦指導案の改善(GW)− 
11言語活動を充実させた授業の展開(1)
−言語活動を充実させた国語科の模擬授業− 
12言語活動を充実させた授業の展開(2)
−言語活動を充実させた社会科の模擬授業− 
13言語活動を充実させた授業の展開(3)
−言語活動を充実させた英語科・数学科の模擬授業− 
14言語活動を充実させた授業の評価
−思考力、判断力、表現力の評価− 
15言語活動を充実させた授業の課題
−総括討議− 
 
テキスト・参考書 プリントを配布する。参考文献は必要に応じて紹介する。 
自学自習についての情報 課題やレポート、指導案の作成などの指示をするので、それにしたがって自学自習を行うこと。 
授業の形式 講義、フィールドワーク、事例研究、演習(シュミュレーション) 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 講義の受講状況、フィールドワークや討論への参加の積極性と課題の遂行度、講義内容の理解度、指導案などを総合的に判断する。
配点:講義の授業状況及びフィールドワーク・討論を4割、指導案を6割とする。 
その他 授業計画については、フィールドワークの時間配分によって、変更することがあります。
フィールドワークは2コマ相当の時間で実施します。
授業計画を変更する際には、最初の講義で受講生に連絡をします。
遅刻や無断欠席は厳禁です。やむを得ない理由で遅刻・欠席する場合には、直前までに必ず連絡をすること。