科目名 |
障害児指導法II |
クラス |
− |
授業の概要 |
知的障害児の対人関係に見られる多様な問題について、その原因となっている障害の病理や心理的側面と、対話の相手や方法といった環境面から受ける影響それぞれの作用を検討する。その理解の上で、AAC(拡大代替コミュニケーション)の理論および指導実践の手続きを学ぶ。併せて、ALS、進行性筋ジストロフィー、脳性まひ児など、重度の肢体不自由児に生じるコミュニケーションの問題と、それを補う様々な技術についても講ずる。 |
授業の到達目標 |
障害を有する児童の指導法、特に重度障害児の教育的支援に関する基本的な知識と技術及び態度を身につける。児童の発達や障害を診断評価し、コミュニケーションを支援する適切な方法を選択できるようになる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | イントロダクション |
2 | 知的障害児のコミュニケーション能力の発達 |
3 | コミュニケーションの構成要素 |
4 | 知的障害児の表現と対話者からの影響 |
5 | 知的障害児の表現の理解と評価 |
6 | AACの理論と目的 |
7 | 視覚的支援の技術 |
8 | アイコンタクト、アイムーブメントの利用 |
9 | コミュニケーションの自由度と容易さの調整 |
10 | コンピュータを利用したコミュニケーション支援技術 |
11 | 知的障害児の指導におけるインターネットの利用 |
12 | 重度肢体不自由児の指導における生理的指標の利用 |
13 | 脳性まひ児のコミュニケーション障害とその指導 |
14 | 子どもの遊びとオモチャの支援 |
15 | まとめ |
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テキスト・参考書 |
プリント教材を配布する。参考図書については適宜に紹介する。 |
自学自習についての情報 |
授業で配布するプリントや資料は、すべてインターネット上の「講義資料集」(要:パスワード)に登録されている。受講者はホームページにアクセスし、こららの資料を利用し、予習や復習を行うことができる。 http://www.wakayama-u.ac.jp/~eda |
授業の形式 |
講義。一部に実技指導、実験実習を含む。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業中の活動、レポートの提出等を総合的に評価する。3分の1以上欠席した場合は評価の対象外となる。 |
その他 |
特記事項なし |