科目情報
科目名 聴覚障害児教育総論 
クラス − 
授業の概要 聴覚障害児や知的障害児の教育を学ぶにあたり、基礎知識として必要な障害特性、とくに心理や行動面での特徴などを理解するため、聴覚障害や知的障害をめぐる諸理論や学説、文献等を通覧し、知識と理解の深化を図るため事例を提示して検討や考察を行う。 
授業の到達目標 他者の目に見えない聴覚障害や知的障害は、一般的に理解が困難とされているので、その教育を適正に考え実践していく上で必要となる、聴覚障害児・者や知的障害児・者の理解や知識習得を目的とする。 
授業計画 1.聴覚障害児・者の理解(4回)
・聴覚障害児・者の精神的発達と生活
・精神心理的問題の考え方とトラブル
・聴覚障害児の教育をめぐって
2.知的障害児・者の理解(4回)
・児童精神医学について
・知的障害の臨床
・知的障害児・者の教育と福祉
3.聴覚障害児・者の事例検討による課題、問題点の整理と考察、展望(7回)
・ことばの獲得とコミュニケーション
・対人関係、母子関係をめぐって
・心理社会的要因と精神病理
・聴覚障害児の教育と在り方
内容
1聴覚障害(者)とはどういうことか? 
2聴覚障害の理解のために 
3聴覚障害者のコミュニケーション手段 
4ろう者とのコミュニケーションの実際 
5(病院の)聴覚障害者外来について 
6聴覚障害者外来の若年事例の検討・・・教育歴をめぐって 
7聴覚障害児・者の精神心理問題の考え方 
8補聴器と教育現場での装用者への配慮 
9新生児聴覚スクリーニング検査と人工内耳について 
10遺伝性難聴について 
11視覚聴覚二重障害(盲ろう)とその教育をめぐって 
12聴覚障害児・者と母子関係を考える 
13知的障害(精神発達遅滞)について 
14知的障害について・・・その2 
15聴覚障害児の精神心理発達について・・・まとめ 
 
テキスト・参考書 講義で適宜紹介 
自学自習についての情報 講師は聴覚障害をもつので、受講生は聴覚障害者との意思疎通を図る方法などを調べ考え工夫して、講師と積極的に話すよう努めること。 
授業の形式 講義形式 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 出席回数や受講態度など平常点(50点)とレポート(50点)の成績平均により評価 
その他 講義には手話通訳が配置されることがある。