科目名 |
近代農業技術 |
クラス |
− |
授業の概要 |
植物を栽培する基本的な技術や科学的な理論について学習するとともに、近年進展の著しい植物バイオテクノロジー技術を利用した優良系統の種苗生産や植物育種ならびに植物栽培、生産の近代化についての理論と実際について述べるとともに、植物の栽培における基礎的な問題と植物生産の原理を環境教育実践センターの栽培学習園での実習も行って解説する。同時に、植物を育てる楽しみやその大切さ、不思議さ、困難さを理解して、植物の栽培と環境との関わり、農業の大切さについても学習する。 |
授業の到達目標 |
植物を栽培することは、収穫物が人間が生きていくための原動力である食物になるという点でとくに重要な意味をもっている。ここでは、植物を栽培する技術や意義を学習するとともに、近年進展の著しい植物バイオテクノロジー技術や環境調節技術を利用した近代的な植物栽培の科学的な理論と現状を学習する他、人間生活の基本で、欠くことのできない栽培の基本的な技術について、ー部実習を行って体得して、植物と人間、環境と人間との関係を理解する。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 農業とは、作物の分類 園芸作物と農作物の区別、品種 |
2 | 作物の名前、作物の形態 |
3 | 作物の繁殖 1)種子繁殖 |
4 | 作物の繁殖 2)栄養繁殖 |
5 | 植物バイオテクノロジーによる繁殖 |
6 | 無病苗の作出と増殖 |
7 | 作物の育種 1)育種の現状 |
8 | 作物の育種 2)植物バイオテクノロジーによる育種、胚培養、体細胞交雑、遺伝子組み換え |
9 | 作物の栽培 1)野菜及び花卉の栽培、作型、有機物リサイクルシステムによる食の循環、バイオマス利活用システムによるエネルギー生産、植物工場における野菜等の生産 |
10 | 作物の栽培 2)環境調節技術を利用した促成、抑制栽培 |
11 | 作物の栽培 3)日長処理による開花調節 |
12 | 作物の栽培 4)温度処理、エチレン処理等による開花調節 |
13 | 作物の栽培実習 1)サツマイモ、ピーナツの収穫実習 |
14 | 作物の栽培実習 2)イネのワラ加工実習 |
15 | 作物の栽培実習 3)球根植物の繁殖、栽培実習 |
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テキスト・参考書 |
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自学自習についての情報 |
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授業の形式 |
関連する資料を示し、スライドなどを利用して講義を中心とし、必要に応じて3、4回の実習を行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
期末試験、レポート、出席回数などを総合的に評価する。 |
その他 |
本授業の副題、「植物栽培の科学とその楽しみ」 |