科目名 |
日本史特講 |
クラス |
− |
授業の概要 |
日本の古代国家が中世国家へと転成していく10世紀から11世紀にかけての政治・文化・宗教の展開を概観する。 |
授業の到達目標 |
律令政治の変質から摂関政治が成立するまでの宮廷社会の展開を多角的に理解し、平安時代に対する自分なりの歴史像を描き出せるようになることを目標とする。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | ガイダンス―古代国家の変容― |
2 | 秩序意識の変質―皇朝十二銭の終焉を中心に― |
3 | 平安中期における財政構造の再編 |
4 | 摂関政治期のとらえ方―王朝国家論・後期律令体制論・初期権門体制論― |
5 | 安和の変の歴史的位置 |
6 | 花山天皇の出家をめぐって |
7 | 摂関政治の展開過程 |
8 | 藤原道長の栄華 |
9 | 「国風文化」の実像 |
10 | 儀式書と日記の時代 |
11 | 宗教世界の再編と末法思想 |
12 | 摂関期の外交 |
13 | 摂関政治から院政へ |
14 | 荘園制の展開と宮廷社会 |
15 | まとめと展望―中世国家への展開― |
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テキスト・参考書 |
参考書:大津透『道長と宮廷社会』(講談社、2001年) 加藤友康『摂関政治と王朝文化』(吉川弘文館、2002年) 佐々木恵介『天皇と摂政・関白』(講談社、2011年) |
自学自習についての情報 |
日本史学に関わる専門的な内容を扱うため、高等学校までに学習する当該の内容について、復習した上で授業に臨むこと。 |
授業の形式 |
レジュメとパワーポイントを併用しながら講義形式で授業を行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業への参加態度(15点満点)、毎回の課題(20点満点)、学期末レポート(65点満点)の合計で評価する。 |
その他 |
特記事項なし。 |