科目情報
科目名 英米文学講読IB 
クラス − 
授業の概要 19世紀のアメリカ作家ナサニエル・ホーソーン(Nathaniel Hawthorne)の短編「天国行き鉄道」(‘The Celestial Rail-road,’1843)を精読する。ジョン・バニヤン(John Bunyan)の『天路歴程』(The Pilgrim's Progress, 1678)が下敷きとなっているこの作品においては、主人公の巡礼の旅の顛末が、教訓的かつユーモラスに語られていく。バニヤンの『天路歴程』の内容のみならず、作者の宗教観や19世紀という時代性、文化、思想等をふまえ、かつ、言葉の背後に隠された二重の意味や象徴を捉えながら、作品に込められた作家のメッセージおよび解釈の可能性を探求していく。 
授業の到達目標 ・詩的散文と呼ばれるHawthorneの文体に触れることで、言葉に対する感性を養いながら、英文読解能力を向上させる。
・作品の背景にある思想や文化、歴史を知るとともに、伝統的な文学的レトリックを学び、作品分析の基礎力を身につける。 
授業計画
内容
1Introduction 
2HawthorneとThe Pilgrim's Progress 
3‘The Celestial Rail-road’(1) 
4‘The Celestial Rail-road’(2) 
5‘The Celestial Rail-road’(3) 
6‘The Celestial Rail-road’(4) 
7‘The Celestial Rail-road’(5) 
8‘The Celestial Rail-road’(6) 
9‘The Celestial Rail-road’(7) 
10‘The Celestial Rail-road’(8) 
11‘The Celestial Rail-road’(9) 
12‘The Celestial Rail-road’(10) 
13Review(1) 
14Review(2) 
15Review(3) 
 
テキスト・参考書 テキスト:プリントにして配布する。
参考書:授業中に紹介する。 
自学自習についての情報 予習は必須。毎回、予習箇所を指定する。 
授業の形式 演習と講義。
随時指名しながら講義を行う。受講者には予習箇所の和訳、要約、意見の発表、音読等を行ってもらう。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業態度+発表内容(30%)、クイズ(30%)、期末試験(40%)により、総合的に評価する。
※授業回数の1/3以上を欠席した場合は単位を認めない。遅刻、早退は3回で一回の欠席と見なす。 
その他