科目情報
科目名 英米文学講読IVB 
クラス − 
授業の概要 Much Ado about Nothingの後半を文学的、演劇的に踏み込んで分析する。当時の劇場構造や上演形態を考慮しつつ、DVDや朗読テープなどを利用して現代の公演にも言及して、上演的視点からアプローチする。  
授業の到達目標 (1)時代背景や当時の劇場構造などに基づき、シェイクスピア劇をより深く理解する。
(2)演じられるものとして、舞台上で生起する劇を想像する力をつける。
(3)代表的な批評上の争点について知り、この劇を評価する視点を得る。 
授業計画
内容
1Introduction――宮内大臣一座、グローブ座 
2III.iii.92-173――deception 
3III.iv.1-91―― waiting women 
4III.v.1-IV.i.40――clown 
5IV.i.41-145――feigned death 
6IV.i.146-254――friar’s trick 
7IV.i.255-332―― “being a man” 
8IV.ii.1-88――malapropism (2) 
9V.i.1-109 ――buffer scene 
10V.i.110-199 ――challenge 
11V.i.200-319――disclosure 
12V.ii.1-95 ――lovers 
13V.iii.1-V,iv.51――songs 
14V.iv.52-V,iv.126――エピローグ 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 教科書: Sheldon P. Zitner ed., Much Ado About Nothing (Oxford World's Classics) 978-0199536115
参考書: New Cambridge Shakespeare, Bantam Shakespeare, Macmillan Shakespeare, New Penguin Shakespeareなど、必要に応じて他の版本も参照のこと。
辞書: David Crystal, Shakespeare's Words (Penguin, USA) 978-0140291179 
自学自習についての情報 英米文学購読IIIBの同じ項目を参照のこと。 
授業の形式 講義と演習 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 期末試験【文学的解釈や演劇上で重要な点、テクストを英語で理解できているか試す】  50%
レポート【この作品について自ら主題を決めて日本語で論じる】   50% 
その他 前期の英米文学講読IIIB履修を条件とする。前期でシェイクスピア時代の英語を語学的に理解できる基礎を身につけ、作品理解の背景も学ぶため。もちろん、シェイクスピア時代の英語と文化、及び演劇への好奇心を持つことが必須。