科目名 |
天文学I |
クラス |
− |
授業の概要 |
子どもたちは宇宙に非常に興味を持っています。教育現場に出ると、子どもたちから実に多くの宇宙についての質問をされることになります。子どもたちの「なぜ?」に答えられるようにするために、教育現場で必要な現代天文学の基礎知識を身につけると同時に、子どもと宇宙を近づける教材作りや天体観察会の企画・運営のノウハウを伝授します。 |
授業の到達目標 |
到達目標は以下の通りである。 1.基礎的な天文分野の知識を習得する。 2.星座早見の使用方法と活用方法を習得する。 3.天体望遠鏡の基本的な操作方法を習得する。 4.暦の読み方を習得し、自ら天体観察会を企画できるようになる。 |
授業計画 |
天候等の理由により順序が入れ替わることもあります。
回 |
内容 |
1 | 太陽系はどのようにしてできたのか |
2 | 地球以外の惑星はどのような天体であるか、惑星探査 |
3 | 太陽系の小天体(彗星、小惑星)と隕石、流星 |
4 | 惑星の運動、惑星のみかけの動きを再現する実験 |
5 | 宇宙における衝突現象、クレーターの形成実験 |
6 | ディープインパクト計画と宇宙の環境問題 |
7 | 天体望遠鏡を使ってみよう |
8 | 星座早見の作成と、活用方法 |
9 | 恒星の性質と一生 |
10 | 銀河と宇宙の大規模構造 |
11 | 宇宙論 |
12 | プラネタリウムの作成と投影実験 |
13 | 天体観察会の企画・立案方法 |
14 | 地学(天文)教育の可能性と課題 |
15 | まとめ |
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テキスト・参考書 |
プリントを配布 参考書は特に指定しませんが、児童・生徒向けの天文分野の百科事典があるとよい。 |
自学自習についての情報 |
枚回、授業内容を確認するための簡単な課題を出す予定である。 |
授業の形式 |
講義および実験・実習 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
テスト(60%),レポート(40%) |
その他 |
理科教育研究室のホームページを参照のこと(適宜更新します)。 高校で地学を履修していない履修者にも十分配慮をして授業を進めます。現在教育現場では、大学までに天文分野を学習していないために、天文分野の指導を苦手とする先生が多くなっています。難しい数式はできるだけ使用しないように授業を進めますので、理科以外の学生も積極的に履修して欲しいと思います。なお、天文学IIの開講予定は本年度はありません。 昨年度は天の川が観察できる三重県津市太郎生地区で宇宙を語るオプション実習(自由参加)を実施しました。今年度も実施予定です。また、理科共通実験棟において適宜天体観察会や天文工作教室を行うので受講者は積極的に参加をすることが望ましい。 |