科目名 |
コンピュータと情報処理II |
クラス |
− |
授業の概要 |
C言語は、既に古典的な言語になりつつあるが、まだ、よく使用されており、また、より高度なプログラミング言語を学習するための準備として、習熟しておくことが必須の言語となっている。本授業では、C言語のプログラムのコンパイルの仕方と実行方法、そして、C言語の文法の基礎の講義と、その講義した文法で記述できる範囲でのプログラミングの演習を行う。 |
授業の到達目標 |
C言語の文法の基礎を学習し、その学習した範囲で、他人の書いたプログラムを理解できるようにし、さらに、プログラムを自分の力で書くことができるようにする。そして、情報免許科目『アルゴリズムとデータ構造』を理解するための基盤となるような知識を身に付けることを目標とする。 |
授業計画 |
C言語によるプログラミングに関して、以下の内容の講義と演習を行う。
回 |
内容 |
1 | 授業全体のオリエンテーション プログラミング言語の中でのC言語の位置付け,C言語のプログラムのコンパイルの仕方と実行方法,C言語のプログラムの書き方 |
2 | 単純な計算問題 |
3 | if 文と switch 文による条件分岐 |
4 | 演算子,基本データ型 |
5 | do while 文によるループ |
6 | while 文によるループ |
7 | for 文によるループ |
8 | 配列 |
9 | 文字列 |
10 | main 関数以外の関数を作る。 |
11 | 関数の再帰呼び出し (1) |
12 | 関数の再帰呼び出し (2) |
13 | ファイル入出力 |
14 | プログラミングの総仕上げ (1) |
15 | プログラミングの総仕上げ (2) |
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テキスト・参考書 |
テキスト: 新版 明解C言語 入門編,柴田望洋著,ソフトバンクパブリッシング このテキストは、本授業の履修希望者にとって必須である。 参考書: C言語に関する本は無数にあり、その対象範囲も様々である。昨年度まで参考書として挙げていた本が、本屋で売られていない状況となったので、新たに、C言語のバイブルとも呼ばれる、次の1冊を挙げておく。 プログラミング言語C 第2版 ANSI 規格準拠,B.W. カーニハン,D.M. リッチー共著, 石田 晴久訳,共立出版 |
自学自習についての情報 |
プログラミングの学習は、算数・数学と同様に、知識と技術を一つずつ丁寧に積み重ねていく必要があり、早い段階でつまづくと、後々、苦労することになる。そのようなつまづきをなくすためにも、自宅学習は不可欠である。自宅にあるパソコンで利用できる、フリーのC言語のコンパイラに関する情報は、授業中に提供するので、プログラミングの練習に活用して欲しい。 |
授業の形式 |
授業はすべて情報処理センターで行い、ある程度講義が進むたびに、演習を行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
(1) 小レポート (40%) (2) 最終課題のレポート (60%) 1.(1) 小レポートとは、3 コマに 1 回のペースで、プログラムとその実行結果を提出するものである。 2.人のプログラムをコピーして提出したことが明らかになった場合は、レポート点は 0 点とする。 3.プログラミングの学習は、知識と技術を一つずつ丁寧に積み重ねていく必要があるので、すべての授業に出席することが望ましい。やむを得ない事情で欠席した場合は、その欠席した授業で行われたことを自習しておくこと。 |
その他 |
情報免許科目『アルゴリズムとデータ構造』を履修する前に、本授業を履修することが望ましい。 |