科目名 |
物理学特論III |
クラス |
− |
授業の概要 |
科学的リテラシーの習得を目指す中等理科教育のあり方について,理論的・実践的な形式の授業を行う。特に,欧米の先進的なカリキュラムや教科書およびコンテンツを紹介し,受講者間の積極的な議論を通して,日本の現状と比較検討する。さらに,それを踏まえた理科授業のあり方について,模擬授業を通して検討する。 |
授業の到達目標 |
・科学的リテラシーとはなにか,またその教育のあり方について自分の考えを持ち、議論できる。 ・上記の視点を通して,日本の理科教育の現状について客観的に考察し,問題意識を持つとともに,授業に反映することができる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 科学的リテラシーとは 欧米の動向と日本の現状 |
2 | 英国における科学的リテラシー@ 背景と位置づけ |
3 | 英国における科学的リテラシーA 教材の具体的検討および討論 |
4 | 英国における科学的リテラシーB 教材の具体的検討および討論 |
5 | 英国における科学的リテラシーC 教材の具体的検討および討論 |
6 | 英国における科学的リテラシーD 教材の具体的検討および討論 |
7 | 英国における科学的リテラシーE 教材の具体的検討および討論 |
8 | 日本における科学的リテラシー@ 日本の理科教育現状 |
9 | 日本における科学的リテラシーA 物理・化学分野の具体的検討 |
10 | 日本における科学的リテラシーB 生物・地学分野の具体的検討 |
11 | 日本における科学的リテラシーC 指導案作成 |
12 | 日本における科学的リテラシーD 指導案作成 |
13 | 日本における科学的リテラシーE 模擬授業 |
14 | 日本における科学的リテラシーF 模擬授業 |
15 | 授業検討会およびまとめ |
|
テキスト・参考書 |
[テキスト] 必要に応じてプリントを配布する。 [参考書籍] 『AS Science for Public Understanding 』(Heinemann Educational Publishers) |
自学自習についての情報 |
配布する資料や参考書籍をよく読み,毎回,扱った内容について自分なりの考えをまとめておくこと。特に,日本の理科教育の現状との比較を意識しておくとよい。 |
授業の形式 |
講義と受講者による発表,討論を組み合わせて行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
課題レポート(60%)と指導案(20%)および各回の授業における討論への参加状況(20%)で評価する。 |
その他 |
・受講者のニーズに合わせて,取り扱う内容(単元や分野)を決定する。 ・内容は物理教育に特化したものではないので,他分野を専門とする院生も受講可。むしろ歓迎する。 |