科目名 |
保健体育科教育教科内容論X |
クラス |
− |
授業の概要 |
1.学校内で起こる問題行動に対する学校精神保健学的視点を事例検討を通して学ぶ。 2.自傷やいじめ、自殺などへの危機介入や予防について事例検討する。 3.学校における心の危機対応について事例検討を通じて実践的なスキルを身につける。 |
授業の到達目標 |
1.学校で起こる可能性のある児童生徒や教職員の危機的問題が理解できるようになる。 2.児童生徒の心の危機対応チームのメンバーとして活躍できるような教育実践力を身につける。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | オリエンテーション、学校危機総論 (注意*初回から教科書2冊を持参すること) |
2 | 児童生徒の心の危機:不登校事例の検討 |
3 | 児童生徒の心の危機:児童虐待事例の検討 |
4 | 児童生徒の内的な心の危機:性的犯罪被害事例の検討 |
5 | 児童生徒の内的な心の危機:家庭崩壊事例の検討 |
6 | 児童生徒の内的な心の危機:自殺企図事例の検討 |
7 | 学校システム内での心の危機:学級崩壊事例の検討 |
8 | 学校システム内での心の危機:学校での転落自殺事例の検討 |
9 | 学校システム内での心の危機:校内暴力事例の検討 |
10 | 学校システム内での心の危機:いじめ事例の検討 |
11 | 地域社会システム内での心の危機:薬物乱用事例の検討 |
12 | 地域社会システム内での心の危機:学校感染症事例の検討 |
13 | 地域社会システム内での心の危機:教師の不祥事事例の検討 |
14 | 地域社会システム内での心の危機:自然災害事例の検討 |
15 | まとめ:不登校や引きこもり、自殺、いじめなどの問題に対する各自の実践的戦略を語る |
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テキスト・参考書 |
テキスト「学校における心の危機対応ワークブック: 13の事例から学ぶ危機管理と心のケア」小林宏著、金子書房、ISBN978-4760823666 「学校臨床 子どもをめぐる課題への視座と対応」本間友巳編著、金子書房、ISBN978-4760823659 |
自学自習についての情報 |
事例検討のグループワークを中心とした授業です。 授業に使う事例はテキストに記載された事例を基本的に使うので、事前に読み込んでおくことが必要です。 また自験例として該当事例を持っている場合、守秘義務下でその事例を検討できるようにします。 レスポンス課題はきちんと復習することが必要です。 |
授業の形式 |
事例を読んで、グループワークを行い、ディスカッションします。 該当基礎知識確認のためのレスポンス課題を行います。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
レスポンス課題15%、授業中のプレゼンテーション25%、期末テスト60% |
その他 |
教科書は第1回目授業から使用しますので、必ず持参して出席してください。 保健体育科はもちろん、児童生徒や教職員との心の危機対応に興味があれば、保健体育科以外でもまったくかまいません。 ただし教科書以外の事例について、守秘義務を徹底すると確約できる学生しか受講できません。 |