回 |
内容 |
1 | 「オリエンテーション」 ・現職でクラス編成を行う意義や授業の進め方、到達目標等のガイダンスを行う。 ・「学級の歴史学」の序章を読んで次回の授業に望むように指示する。 ・3回〜5回の「実践事例研究」について趣旨・概要を説明し発表の準備を指示する。 |
2 | 「学級の歴史と担ってきた役割を考える」 ・柳の「学級の歴史学」をテキストに学級成立の歴史とその機能について理解する。 ・日本の学級の特性である「共同体」としての性格の功罪について考える。 ・「学級」という枠組みそのものを吟味することで、教育課題をこれまでとは異なった視点で捉え直す。 |
3 | 「今、学級経営の何が課題か?」 ・学級という場で顕在化する今日的教育課題について、個々の人間関係の形成という観点と学級集団としての成長という観点から検討する。 ・学級担任の役割という観点から上記の課題への関わり方について考える。 ・次回からの「実践事例研究」の方向付けを行う。 ・学級経営の中で生じる課題を客観的、多角的に捉えるとともに、学級担任の立場からの関わり方について、多様な選択肢と系統的な指導の2つの観点から考察することの重要性を取り上げる。 |
4 | 「実践事例研究1」 ・院生全員が3回に分け、これまでの学級担任としての経験の中から、観点を定めて事例を取り上げ報告する。 ・事例の紹介に留まらず、その時の担任としての思いや考え、指導の方針等を振り返り報告する。 ・報告内容に関して意見交換を行う。 ・学級経営の中で生じる課題を客観的、多角的に捉えるとともに、学級担任の立場からの関わり方について、多様な選択肢と系統的な指導の2つの観点から考察するということを具体的事例を通して実践する。 |
5 | 「実践事例研究2」 ・研究1と同じ |
6 | 「実践事例研究3」 ・研究1と同じ |
7 | 「学級経営の基礎1」 ・実践事例研究1〜3の事例を素材としながら、学級集団の成長をめざす指導の基本について考える。 ・学級集団としての成長の段階を明らかにし、その段階に応じた指導の必要性と指導の在り方について考察する。 ・次回のフィールドワークについて事前研究を行う。 |
8 | 「FWによる事例研究1」 ・小学校での初任者指導担当教員による新採の学級担任に対する指導の在り方について学ぶ。 ・初任の学級担任に求められる能力と学級担任として今後の成長の基盤となることへの指導、支援の在り方を授業(学級)参観とその後の質疑応答を通じて学ぶ。 |
9 | 「FWによる事例研究1」 ・小学校での初任者指導担当教員による新採の学級担任に対する指導の在り方について学ぶ。 ・初任の学級担任に求められる能力と学級担任として今後の成長の基盤となることへの指導、支援の在り方を授業(学級)参観とその後の質疑応答を通じて学ぶ。 |
10 | 「FWによる事例研究2」 ・中学校での若手教員の学級担任としての力量形成に関して、学年主任や学年団、ベテラン担任教員の果たす役割について学ぶ。 ・若手教員をサポートし、育てる学校体制づくりについて、授業(学級)参観とその後の質疑応答を通じて学ぶ。 |
11 | 「FWによる事例研究2」 ・中学校での若手教員の学級担任としての力量形成に関して、学年主任や学年団、ベテラン担任教員の果たす役割について学ぶ。 ・若手教員をサポートし、育てる学校体制づくりについて、授業(学級)参観とその後の質疑応答を通じて学ぶ。 |
12 | 「FWの振り返りと課題の整理」 ・フィールドワークでの学びを各自の課題意識にそって整理する。 ・フールドワークでの学びを交流する。 ・それぞれの課題意識や観点について、相互理解を深める。 |
13 | 「若手教員の育成に向けて1」 ・若手教員の学級経営力とりわけ集団指導力育成のポイントとなる事項を整理した上で、それらに共通し、基盤となる見方、考え方について考察する。 ・学級経営における学級集団づくりの意義と位置づけについて理解する。 ・学級集団の構造的な把握の必要性と集団づくりにおける基本的事項を理解する。 ・集団と個の相互関係について理解する |
14 | 「若手教員の育成に向けて2」 ・若手教員の学級担任としての力量を高めるための校内体制の構築について、学年団や学年主任、生徒指導主任等の果たす役割に焦点をあて、ミドルリーダーのリーダーシップとコーチングの在り方について考察する。 |
15 | 「まとめ」 ・授業全体のまとめ。本授業を通じた各自の学びの内容を交流する。 |