科目情報
科目名 国際教育協力論B 
クラス − 
授業の概要 国際教育協力は、相手国の事情を無視しては行いえない。教育には伝統的なものと近代的なものがある。われわれが発展途上国の教育を考える場合、えてして近代的な教育制度のみを考えがちだが、実際には、どんな国、どんな地域にも長い歴史をもった伝統的な教育法が存在する。われわれは、まずこれらの伝統的な考えを十分理解し、その上に立って近代的な教育法を考えるべきである。そのために、本授業では伝統的なアフリカの知恵を紹介し、それを近代的教育法にも応用できないかを考える。そして真の国際教育協力がどのようなものであるべきなのかを考える。 
授業の到達目標 1.世界の文化と言語の多様性を理解する。
2.とりわけアジア・アフリカ地域の特質を理解し、その問題について理解を深め解決策を考える際に必要となる視点を身につける。
3.アジア・アフリカ地域の実情を理解した上で、国際教育協力がどのようにあるべきか考える視点を身につける。 
授業計画
内容
1オリエンテーション(授業及び評価方法の説明と教員及び学生の自己紹介を行う。)  
2世界の言語の多様性について考察する。 
3アフリカの言語と文化の全体像について考える。 
4スライドによるアフリカ社会の紹介。スライドを見ながら、これからの授業の内容について紹介する。 
5アフリカの映画から考える。アフリカの映画を見てアフリカの問題について考える。 
6アフリカの言葉を話す。スワヒリ語を1時間でマスターする。 
7アフリカの諺について考える。無文字社会における文字を考える。 
8人の命名法について考える。 
9レガ族の「知恵の紐」について学ぶ。 
10太鼓言語を習う。 
11アフリカの現代音楽について考える。 
12日本にいるアフリカ人に来てもらって話を聞く。 
13アフリカの物質文化を考える。 
14アフリカに関する研究発表をしよう。その1 
15アフリカに関する研究発表をしよう。その2 
 
テキスト・参考書 参考書
梶 茂樹,砂野幸稔編著『アフリカのことばと社会?多言語状況を生きるということ』,三元社, 2009.
梶 茂樹『アフリカをフィールドワークする』,大修館書店, 1993.
その他、授業中適宜紹介する。 
自学自習についての情報 考えるヒントは提供するので、各自発展途上国が抱える問題や社会状況、世界の大きな動きなどの情報を、新聞やニュース番組などから日々集めておくこと。 
授業の形式 主として担当教員による講義。最後に学生による発表、ディスカッション。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 出席(60点)、発表(40点)の100点満点で評価を行う。 
その他