科目情報
科目名 児童・生徒のための日本語教育論B 
クラス − 
授業の概要 日本の学校には日本語指導を必要とする児童・生徒が現在2万人以上いると言われます。日本語指導は「特別の教育課程」として正規の課程に位置づけられています。学校に1人など少数点在のケースでも,それぞれの教員が日本語指導の適切な知識と技能を身に付けていれば十分に対応が可能です。この授業では,日本語指導の必要な児童・生徒の指導に必要な実践的知識を身に付けることを目指します。 
授業の到達目標 日本語を母語としない児童・生徒の言語習得・教科学習を支援するために必要な実践的技能を身に付けること 
授業計画
内容
1日本語指導が必要な児童生徒の直面する課題 
2子どもたちのことばの指導のデザイン 
3子どものことばの力の評価 
4日本語指導の段階 
5子どもの受け入れ 
6サバイバル段階の指導(1) 
7サバイバル段階の指導(2) 
8日本語基礎段階の指導(1) 
9日本語基礎段階の指導(2) 
10技能別の指導(1):漢字・語彙の指導 
11技能別の指導(2):読むことの指導 
12技能別の指導(3):書くことの指導 
13日本語と教科の統合学習(1) 
14日本語と教科の統合学習(2) 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 大蔵守久『日本語学級』1〜3 凡人社 各1,890円
大蔵守久・池上摩希子『子どもといっしょに! 日本語授業おもしろネタ集』1・2 凡人社 各1,050円
佐藤郡衛ほか『外国人児童の「教科と日本語」シリーズ』全5冊 スリーエーネットワーク 各1,890円
光元聰江ほか『外国人・特別支援 児童・生徒を教えるためのリライト教材 改訂版』1,890円
中学・高校生の日本語支援を考える会『進学を目指す人のための教科につなげる学習語彙6000語』『JSL中学高校生のための教科につなげる学習語彙・漢字ドリル』(中国語版・ポルトガル語版・スペイン語版)各1,680円
文部科学省『外国人児童生徒受入の手引き』(以下のサイトよりダウンロードすること http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/002/1304668.htm) 
自学自習についての情報 授業は,基本的に,講義→授業後,講義の内容に基づき教材や活動案を各自が作成→教材や活動案をメールで次週までに提出→授業中に検討,という流れで行います。 
授業の形式 講義,発表,討論 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 課題提出・発表 80%
レポート 20% 
その他 「児童・生徒のための日本語教育論A」の内容を理解していることを前提に授業を行います。
指導案作成の経験は,必須ではありませんが,あると有効です。