科目名 |
法律学特講 |
クラス |
− |
授業の概要 |
インターネットやデジタル技術など、情報通信技術が発達している今日、情報に関する新たな問題や課題にどう対応するかが重要となっている。この講義では情報に関連する法律の基礎知識を概説するとともに、最新の問題を紹介する。 前半は憲法上の基本的人権である表現の自由を中心に、情報の流通に関する規制のあり方を学習する。後半では、人々が作ったコンテンツをどう活用しうるかを、著作権法を中心に学習する。 |
授業の到達目標 |
・情報に関する様々な法律の基本枠組を把握する。 ・法律同士、権利同士の関係について横断的に理解できる。 ・法律が直面する現代の課題について、自分の意見を持ち、それを理論的に説明できる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | ガイダンス |
2 | 基本的人権概論 |
3 | 表現の自由の歴史 |
4 | 表現の自由の根拠 |
5 | 検閲と事前抑制、違憲審査基準 |
6 | 名誉毀損、プライバシー侵害と表現の自由 |
7 | 知る権利、情報公開 |
8 | パブリシティ権、肖像権 |
9 | 情報と窃盗―有体物と無体物の違い― |
10 | 著作権法概論 |
11 | 教育現場で知っておきたい著作権法の知識(1) |
12 | 教育現場で知っておきたい著作権法の知識(2) |
13 | コンテンツ活用と法―著作権保護期間を考える |
14 | アーカイヴと孤児著作物問題 |
15 | プロバイダー責任制限法 |
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テキスト・参考書 |
芦部信喜(高橋和之補訂)『憲法』(第5版・有斐閣) 田村善之『知的財産法』(第5版・有斐閣) その他の文献については適時指示します。また、毎回必ず六法を持参すること。 |
自学自習についての情報 |
毎回の講義でレジュメを配布するので、講義終了後には復習を行うこと。 |
授業の形式 |
講義形式で行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業の参加状況、期末試験により総合的に評価する。 |
その他 |
特記事項無し |