| 科目名 | 哲学研究 | 
    
     | クラス | − | 
 | 授業の概要 | 人はただ生きるのではなく、よく生きなければならない。そう主張した古代ギリシアの哲学者ソクラテスは、それを貫き死刑にされてしまった人物である。では、よく生きるためにはどうしたらよいのか。ソクラテスは、まず自分の生き方を「吟味」しなければならないと言う。それが「哲学」の始まりである。「哲学研究」では、ソクラテスの生き方が鮮やかに描かれたプラトン『ソクラテスの弁明』『クリトン』を輪読する。そこで提示される、人間としてのよい生き方、社会や大衆の力、個人と国家・法律の関係などの問題を議論する。その上で、現代の社会において「よく生きる」ためにはどうしたよいのか、受講者には具体的なテーマを設定してもらい研究を進めてもらう。 | 
 | 授業の到達目標 | 読む力、考える力、発表する力を身につける 将来、教員として社会や倫理・道徳の問題を扱う際に、深い洞察力と多様な考え方をもって論じることができるようになる
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 | 授業計画 | 
   
    | 回 | 内容 |  | 1 | 1. オリエンテーション:授業の進め方について |  | 2 | 2. ソクラテスとプラトンについての解説 |  | 3 | 3. 『ソクラテスの弁明』を読む1 |  | 4 | 4. 『ソクラテスの弁明』を読む2 |  | 5 | 5. 『ソクラテスの弁明』を読む3 |  | 6 | 6. 『ソクラテスの弁明』を読む4 |  | 7 | 7. ディスカッション |  | 8 | 8. 『クリトン』を読む1 |  | 9 | 9. 『クリトン』を読む2 |  | 10 | 10. ディスカッション |  | 11 | 11. 研究発表1 |  | 12 | 12. 研究発表2 |  | 13 | 13. 研究発表3 |  | 14 | 14. 研究発表4 |  | 15 | 15. まとめ |  | 
 | テキスト・参考書 | テキスト プラトン『ソクラテスの弁明・クリトン』(三嶋輝夫・田中享英訳)、講談社学術文庫、1998年
 
 参考書
 適宜、紹介するとともに、授業時に資料として配布する。
 
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 | 自学自習についての情報 | 事前にテキストを読み、自分なりに問題を考えて授業に臨むこと。 研究発表のために、必要な調査をすること。
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 | 授業の形式 | 主に演習形式 | 
 | 評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) | 平常点(演習での発表、議論への積極的参加)60% 研究発表40%
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 | その他 | 特になし |