科目名 |
英米文学講読IIA |
クラス |
- |
授業の概要 |
19世紀イギリス小説を読む。ジョージ・エリオット(George Eliot, 1819-1880)の初期の中編連作集『牧師たちの物語(Scenes of Clerical Life)』から「ギルフィル氏の恋(Mr Gilfil's Love-Story)」をとり上げる。ヴィクトリア朝の人々の最大の関心事の一つであった宗教(キリスト教)にかかわる牧師という職業やそれを取り巻く社会がどのように描かれているか、現代の日本とはどのように異なるのかを意識しながら読み進めていきたい。現代の英文と比べると非常にセンテンスやパラグラフが長いエリオットの文体は一見読みにくいと感じるかもしれないが、丁寧に読むことで複雑な文構造や論理展開に対応できる読解力を養ってもらいたい。 |
授業の到達目標 |
・小説を精読することを通して、英文読解力を養う。 ・小説の背景となっている19世紀イギリスの文化や社会について理解を深める。 |
授業計画 |
以下のように進める予定だが、進度は受講生の様子を見て調節する。
回 |
内容 |
1 | 授業予定への説明、作品への導入 |
2 | Chapter I |
3 | Chapter II |
4 | Chapters II-III |
5 | Chapter IV |
6 | Chapter V |
7 | Chapters VI-VII |
8 | Chapters VIII-X |
9 | Chapters XI-XII |
10 | Chapters XIII- XV |
11 | Chapters XVI-XVIII |
12 | Chapter XIX |
13 | Chapter XX-Epilogue |
14 | Review 1 |
15 | Review 2 |
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テキスト・参考書 |
テキスト:George Eliot, Scenes of Clerical Life (Penguin Classics, 1999) ISBN:9780140436389 参考書: 授業中に提示する。 |
自学自習についての情報 |
予習は必須。毎回、予習箇所を指定するので、しっかり準備したうえで授業に臨むこと。 |
授業の形式 |
演習形式。 受講者には、毎回こちらが指定する個所の予習をしてきてもらい、授業中に和訳や要約を行ってもらう。教員はそれに対する解説を加える。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業態度+発表内容(20%)、クイズ(20%)、課題(20%)、期末試験(40%)により、総合的に評価する。 ※授業回数の1/3以上を欠席した場合は単位を認めない。30分以上の遅刻・早退は欠席とみなす。また、遅刻・早退・退出 は3回で1回の欠席とみなす。 |
その他 |
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