科目名 |
電子計算機 |
クラス |
- |
授業の概要 |
VB.NET によるプログラミングと、EXCEL VBA によるマクロの作成には、共通の技術が多く、無理なく両方を学習することができる。これらを学習しておけば、算数・数学教育に必要な、ICT 教材の作成技術の基礎と、学校教育現場で必要な、成績処理などの情報処理技術の基礎の両方を習得することができるので、算数・数学教育に携わる教員志望の学生にとって、有用性が高い。本授業では、初めてプログラミングをする受講生が多いと予想して、このような技術を初歩から丁寧に学習する。 |
授業の到達目標 |
最初の3コマで、VB.NET による ICT 教材の作成を体験した後、EXCEL の復習、マクロの記録と実行、EXCEL VBA によるマクロの作成という順で授業を進めていく。この授業により、プログラミング技術の初歩を身に付けるとともに、算数・数学教育で必要な、ICT 教材作成技術の基礎と、学校教育現場で必要な、成績処理などの情報処理技術の基礎を習得することを目標とする。 |
授業計画 |
以下の内容の講義と演習を行う。
回 |
内容 |
1 | 授業全体のオリエンテーション VB.NET による ICT 教材の作成 (1) |
2 | VB.NET による ICT 教材の作成 (2) |
3 | VB.NET による ICT 教材の作成 (3) |
4 | EXCEL の復習 |
5 | マクロの記録と、記録したマクロの実行 |
6 | EXCEL VBA によるマクロの作成 (1) |
7 | EXCEL VBA によるマクロの作成 (2) |
8 | EXCEL VBA によるマクロの作成 (3) |
9 | EXCEL VBA によるマクロの作成 (4) |
10 | EXCEL VBA によるマクロの作成 (5) |
11 | EXCEL VBA によるマクロの作成 (6) |
12 | EXCEL VBA によるマクロの作成 (7) |
13 | EXCEL VBA によるマクロの作成 (8) |
14 | EXCEL VBA によるマクロの作成 (9) |
15 | EXCEL VBA によるマクロの作成 (10) |
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テキスト・参考書 |
テキストは使用しない。必要な資料は適宜配布する。 VB.NET の参考書: Visual Basic 2013 パーフェクトマスター,金城俊哉,秀和システム EXCEL VBA の参考書としては、5年前まで使用していた教科書を挙げておく。 10 日でおぼえる Excel VBA 入門教室 2007/2003/2002/2000 対応,瀬戸遥著,翔泳社 |
自学自習についての情報 |
授業中に配布する資料だけでは不十分な場合、参考となる WEB ページを指定するので、自学自習に活用して欲しい。 |
授業の形式 |
授業はすべて情報処理センターで行い、ある程度講義が進むたびに、演習を行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
レポートにより評価する。 1.レポートは、VB.NET による ICT 教材の作成が終わった段階で1個、EXCEL VBA によるマクロの作成に関しては、授業の進行に合わせて、1つのテーマが終わるごとにレポートを課す。 2.人のプログラムをコピーして提出したことが明らかになった場合は、レポートの評価は 0 点とする。 3.プログラミング技術は、1つずつ積み上げるようにして修得すべきものであるので、すべての授業に出席することが望ましい。やむを得ない事情で欠席した場合は、その欠席した授業で行われたことを自習しておくこと。 |
その他 |
昨年度まで、EXCEL の復習を4コマかけてやっていたが、今年度は、これを1コマにして、VB.NET による ICT 教材の作成を3コマやることにした。EXCEL の復習の時間が減るので、本授業を受講する前に、『情報機器の操作』で EXCEL に関して学んだことを、振り返っておいて欲しい。 |