科目情報
科目名 臨床心理学研究法特論 
クラス − 
授業の概要 1.臨床心理学の研究法には、他の学問分野と同じ方法論だけでなく臨床心理学という分野に特徴的な「事例研究」という方法論がある。この特論では、特にこの事例研究という研究法についてテーマとする。
2.事例研究論文に触れることを通して、事例への理解の仕方ならびに事例の考察の行い方を学び、事例研究の方法論に馴染む。
3.ユング心理学の立場から行われる事例研究にしばしば用いられる、描画、箱庭、夢について、どう理解するかを学ぶ。
 
授業の到達目標 1.事例研究論文を、どう読むか、どう理解するかを実践的に習得する。
2.事例研究という方法論を用いて将来論文を書くことができるため、事例研究の書き方、考察の仕方の理解を深める。
3.ユング心理学から見て、描画、箱庭、夢などのイメージがその事例やクライエントにどのように効くのかを、実習を通して理解する。 
授業計画
内容
1授業の進め方のオリエンテーション 
2体験を通して、描画法について学ぶ。 
3体験を通して、描画法について学ぶ(2) 
4体験を通して、箱庭療法について学ぶ 
5体験を通して、箱庭療法について学ぶ(2) 
6事例を理解するための、基本的な視点について 
7事例を理解するための、基本的な視点について(2) 
8事例を通して、夢について学ぶ 
9事例を通して、夢について学ぶ(2) 
10事例研究論文を通して、事例の理解について学ぶ 
11事例研究論文を通して、事例の理解について学ぶ(2) 
12事例研究論文を通して、事例の考察の仕方を学ぶ 
13事例研究論文を通して、事例の考察の仕方を学ぶ(2) 
14事例研究論文を通して、事例研究の書き方について学ぶ 
15事例研究論文を通して、事例研究の書き方について学ぶ(2) 
 
テキスト・参考書 授業の中で適宜指示、紹介する。 
自学自習についての情報 臨床心理学は、事例を始めとして自分の体験、実践を通してしか理解が深まらないので、授業で行う実習形式の体験や、演習形式のディスカッションから自分が感じたことを、授業の後でノートに書き留めるなど言葉にする作業を自分で行うとよい学習となる。また、演習形式の回については、講師が準備する事例研究論文を事前に読んでおくこと。 
授業の形式 2〜5回は実習形式、6〜9回は講義形式、10〜15回は演習形式 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 出席、発表、レポート、討論内容、その他参加態度等の毎授業への取り組みより、総合的に評価する(100%)  
その他 特記事項なし