科目名 |
英米文学特論I |
クラス |
− |
授業の概要 |
シェイクスピア晩年のロマンス劇Periclesの後半を、当時の劇場構造や上演形態を考慮して文学的、演劇的に読み進む。DVDや朗読テープなども利用し、現代の上演にも言及しつつ、演じられるものとして分析する。 |
授業の到達目標 |
(1)当時の背景や劇場構造などに基づき、シェイクスピア劇を深く理解する。 (2)演じられるものとして、舞台上で生起する劇を想像する力をつける。 (3)代表的な批評上の争点について知り、この劇を評価する視点を得る。 |
授業計画 |
3幕4場以降を、毎回およそ100行読みすすみ、教員が質問と解説を加える。 |
テキスト・参考書 |
教科書 下記のものを各自、ネット書店等で入手すること。 Suzanne Gossett (ed.) Pericles (The Arden Shakespeare, 3rd series)978-1903436851 |
自学自習についての情報 |
3幕4場から読み始めるので、訳本等を通読して、劇の全体像を掴んでおくと同時に、そこまでの劇の展開を理解しておく。
他の注釈付き版本、 Paul Werstine (ed..) Pericles (The Folger Shakespeare Library)が文化的な解説が豊富。 Oxford Shakespeare, Penguin Shakespeare の同作品も参考になる。翻訳は小田島雄志訳(白水社)、松岡和子訳(ちくま文庫)が優れている。 |
授業の形式 |
講義と演習 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業での評価70% レポート30% |
その他 |
授業中の自発的な質問や発言を歓迎する。CDを聴いたり、映像をみたりするときは、集中して分析的に鑑賞すること。 |