科目情報
科目名 幼児の心理と相談 
クラス − 
授業の概要 生まれてから就学までの6年間,子どもたちは飛躍的な発達を遂げる。その乳幼児期の心理発達と,各時期の保育をおこなう際の留意点を解説する。また,障害のうち,幼稚園や保育所に在籍する可能性の高い発達障害についても解説する。さらに子どもの発達を保護者と共に支えていくために,保護者の相談相手として備えておくべき基本的な態度にもふれる。ビデオや子どもの描画などを提示することによって,具体的に学ぶことが出来るよう留意したい。 
授業の到達目標 子どもの心理発達を学ぶ意義を理解した上で,各発達段階の特徴,発達障害の子どもの特徴を把握する。また,専門職として相談を聞く際に大切にすべき態度を理解する。 
授業計画
内容
1子どもの発達を学ぶ意味 
2乳児期前半の発達と保育の留意点 
3乳児期後半の発達と保育の留意点 
41歳児の発達と保育の留意点(1)1歳児の運動・認知機能の発達と留意点 
51歳児の発達と保育の留意点(2) 1歳児の言語・社会性の発達と留意点 
62歳児の発達と保育の留意点 
73歳児の発達と保育の留意点 
84歳児の発達と保育の留意点 
95歳児の発達と保育の留意点 
10コミュニケーション能力の発達に遅れのある子どもたちの保育:自閉症スペクトラムの子どもたち 
11コミュニケーション能力の発達に遅れのある子どもたちの保育:ADHDの子どもたち 
12保育相談の基本:ロジャースの3原則 
13保育相談の基本:逐語録によるロールプレイ 
14保育相談の基本:ロールプレイ 
15保育相談の基本:ロールプレイの振り返り 
 
テキスト・参考書 テキスト:西川由紀子「かかわりあって育つ子どもたち 2歳から5歳の発達と保育」(かもがわ出版)参考書:(1)西川由紀子「子どもの思いにこころをよせて 0.1.2歳児の発達」(かもがわ出版)(2)日精研心理臨床センター編「実践カウンセリング・ワークブック」(金子書房) 
自学自習についての情報 第11回の授業までは、テキストおよび参考書(1)を読んで授業に臨むこと。第12回以降の内容を深めたい場合には、参考書(2)を読むことを勧める。 
授業の形式 講義 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 定期試験(90%)および,授業中に呈示する小レポート(10%)によって評価を行う。 
その他(授業アンケートのコメント含む) 授業内容の理解を深めたり、保育場面への応用に生かしていくためには、テキストや参考書を有効に活用して、事前事後学習をしていただくことを希望したい。