科目情報
科目名 環境教育の実践 
クラス − 
授業の概要  環境教育を広い視野から眺め,実践するために京(みやこ)エコロジーセンター(以下エコセン,伏見区池ノ内町,京都教育大学から徒歩15分,京阪藤森駅から徒歩6分)の指導職員が本学に出向き,指導に当たる。まず,環境教育の理念と知識を京都教育大学教員から講義を受けた後,本学附属小学校の児童に対して環境教育を自作教具などを用いて指導・実践する.本年度は前期水曜日2時限目に実施予定である.指導実践の内容や疑問点,工夫・改善すべき点などを,配布する環境教育実践ノートに毎回記入し,指導上の課題や展示方法,表現の工夫について,京都教育大学の環境教育担当教員およびエコセン担当者から指導を受ける.終わりの2週に総仕上げとして附属小に出向いて児童を対象にプレゼンテーションを行い,自らの成果を確認するとともに,評価を受ける. 本授業は「環境教育の実践」と合同で実施するため,京都教育大学の学生は,どちらかしか受講登録できない. 
授業の到達目標  総合的な学習の主要な柱の一つである環境教育について理解を深め,企画力やコミュニケーション能力を鍛える実践を通じて,子どもを対象とした環境学習プログラムを企画し,実践できる力や効果的に伝える力を習得し,社会や学校現場での環境教育の実践力や指導力を身に付ける. 
授業計画  授業の流れは以下に示すとおりである.状況により,流れが多少異なる場合がある.

1. 授業のオリエンテーションとエコセンの説明
2. 自然環境,社会環境それぞれにおける環境問題および環境教育の実践
3. 生活環境,産業環境それぞれにおける環境問題および環境教育の実践
4. 環境学習プログラムの作り方 理論編
5. 環境学習プログラムの作り方 実践編
6. より効果的なコミュニケーションの手法 理論編
7. より効果的なコミュニケーションの手法 実践編
8. 環境学習プログラム実践のための企画書づくり その原理
9. 環境学習プログラム実践のための企画書づくり その実際
10. 環境学習プログラム実践のためのプログラムづくり その原理
11. 環境学習プログラム実践のためのツールづくり
12. 環境学習プログラム実践のリハーサル
13. 環境学習プログラム実践の附属小学校における実践(クラスA)
14. 環境学習プログラム実践の附属小学校における実践(クラスB)
15. 授業全体のふりかえり





 
テキスト・参考書 本授業用に作製した「環境教育実践ノート」を授業初日に配布する. 
自学自習についての情報 エコセンは木曜日の休館日を除き,開館している.環境教育に関する書籍,資料,教具などを所蔵しており,本授業の指導職員も常駐しているので,環境教育にの実践に関する相談や自学学習はここですると良い. 
授業の形式  本授業は講義形式だけでなく,その多くがワークショップや実践をまじえた体験学習形式である.とくに8〜16については,数人ずつのグループに分かれ,グループのメンバーが互いに協力し合って創意工夫しながら一つの環境学習プログラムを企画・実施する形式となる. 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 出席状況は,環境教育実践ノートの提出時に確認する.実践ノートの記述内容および最終発表のでき具合や日々の授業態度を総合的に評価する. 
その他(授業アンケートのコメント含む)  授業の日程で中頃にはエコセンの見学を実施の予定である。また,後半の附属小学校における環境教育の実践(本番)は,附属校の予定により,水曜日2時限目実施とならない可能性が大いにある。