科目名 |
近・現代文学特講 |
クラス |
− |
授業の概要 |
GHQ占領下の検閲について理解し、検閲制度下における文学表現の特徴について考察する。 |
授業の到達目標 |
1、検閲という制度について理解する。 2、検閲制度下の文学の特徴を思想と表現の両面から理解する。 3、戦後文学を検閲制度という視点から理解する。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | ガイダンス |
2 | GHQ/SCAP検閲について |
3 | 検閲終了後の本文復元について |
4 | 太宰治「トカトントン」@ 内容・表現について |
5 | 太宰治「トカトントン」A 削除指示について |
6 | 谷崎潤一郎「A夫人の手紙」@ 内容・表現について |
7 | 谷崎潤一郎「A夫人の手紙」A 公開禁止処分について |
8 | 坂口安吾「戦争と一人の女」@ 内容・表現について |
9 | 坂口安吾「戦争と一人の女」A 削除指示について |
10 | 坂口安吾「続戦争と一人の女」 |
11 | 石川淳「黄金伝説」@ 内容・表現について |
12 | 石川淳「黄金伝説」A 削除指示について |
13 | 北原武夫「靄」@ 内容・表現について |
14 | 北原武夫「靄」A 削除指示について |
15 | まとめ |
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テキスト・参考書 |
〔テキスト〕授業内で適宜指示する。 〔参考文献〕十重田裕一ほか編『占領期雑誌資料大系 文学編』T〜W(岩波書店、2010)、江藤淳『閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本』(文春文庫、1994)、鈴木登美ほか編『検閲・メディア・文学―江戸から戦後まで』(新曜社、2012)、山本武利『GHQの検閲・諜報・宣伝工作』(岩波現代全書、2013)、日高昭二『占領空間のなかの文学 痕跡・寓意・差異』(岩波現代全書、2015)など |
自学自習についての情報 |
作品をしっかり読み、自分なりに疑問点を整理して、各自課題意識をもって授業に取り組むこと。 |
授業の形式 |
講義形式 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
1)授業内課題(30%) 2)学期末レポート(70%) |
その他(授業アンケートのコメント含む) |
講義が中心ではあるが、グループディスカッションの時間を多くとるので、積極的に議論に参加すること。 |