科目情報
科目名 外国史概論 
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授業の概要 今日だれもが語る「グローバル化」とは、そもそもいつどのように始まったのか。この問題を考えるため、本講義では古代から20世紀までのヨーロッパ内部における歴史的展開と、ヨーロッパとアジア、アフリカ、アメリカなど外部世界との関係を概観する。 
授業の到達目標 高校世界史の延長でただ知識を集積するのではなく、現在の私たちを取り巻く世界を広い視野と長い時間軸のなかで体系的に理解することを目標とする。 
授業計画
内容
1ガイダンス 
2時代区分と地理的区分 
3古代地中海世界とローマの興亡 
4中世世界の展開 
5中世の統治システムと支配エリート 
6グローバル化の兆し:中世末〜近世初期のアジア、アフリカ、ヨーロッパ 
7近世前半の社会と生活:1450〜1600年 
8政治と権力:1450〜1600年 
9グローバル化の第一サイクル:ヨーロッパとアジア、アフリカ、南北アメリカ 
10近世後半の社会と生活:1600〜1789年 
11政治と権力:1600〜1789年 
12グローバル化第一サイクルの帰結 
1319世紀のグローバル化:イギリス帝国の覇権 
1419世紀のグローバル化:ドイツ帝国の挑戦 
15「短い20世紀」と「長い20世紀」の世界史 
 
テキスト・参考書 [テクスト] Merry E. Wiesner-Hanks, Early Modern Europe 1450-1789 (Cambridge History of Europe), Cambridge 2006, 2nd ed. 2013 
*ただし日本語の資料を適宜パワーポイントやプリントで提示するので、各自がテクストを用意する必要はない。
[参考書]詳説世界史研究 改訂版(山川出版社)
 
自学自習についての情報 高校世界史程度の知識を前提とする。とくにグローバル化が本格化した近世に関する部分を復習しておくことが望ましい。 
授業の形式 講義 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 期末試験に加えて、授業の要点を確認するために毎回小テストを行う。成績評価の割合は、期末テストの成績を60%、小テスト40%とし、出席率(=小テストの提出率)6割からを評価対象とする。 
その他(授業アンケートのコメント含む) 特記事項なし