科目情報
科目名 哲学概論 
クラス − 
授業の概要  社会・公民科目は、現代社会や人間のあり方、生き方について考えを深めさせることが目標となっている。そうしたことについて問いを立て、根本的に考え、答えを出そうとする営みが哲学である。
 この授業では、古代から現代に至るまでの哲学者が立て取り組んだ問題を包括的に扱う。またディスカッションをとおして、自分の考えを理論的に説明し、他者と議論する力、物事を多角的に分析する力を養ってもらいたい。 
授業の到達目標 問いを立て、論理的に思考し、他者と対話・議論する力を身につける
人間としてのあり方や生き方について哲学的に考える力を養う
将来、教員として現代社会の問題に触れるとき、多角的な見方や考え方が提示できる能力を身につける 
授業計画
内容
11. オリエンテーション:哲学的に考えるとはどういうことか 
22. 批判的思考(クリティカル・シンキング) 
33. われわれは何を知っていると言えるのか:ソクラテス、プラトン 
44. 行為と責任について:アリストテレス 
55. ディスカッション1 
66. 神の存在を証明する:アンセルムス、トマス・アクィナス 
77. 疑うこと、考えること:デカルト 
88. 原因と結果はどうつながっているのか:ヒューム 
99. 自由意志とは何か:カント 
1010. ディスカッション2 
1111. 言葉、意味、行為:言語哲学 
1212. 心・意識とは何か:心の哲学 
1313. 自己同一性はどのように保証されるのか 
1414. 人生の意味について 
1515. ディスカッション3、まとめ 
 
テキスト・参考書 テキストはとくに指定しない。

参考書
野矢茂樹『哲学の謎』、講談社現代新書、1996年。
そのほか、授業の中で紹介する。 
自学自習についての情報 事前にテキストを読み、自分なりに問題を考えて授業に臨むこと。
ホームワークを課すことがあるので、事前に取り組んで来ること。 
授業の形式 講義と演習(グループディスカッションなどを含む)形式 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 平常点(授業への積極的参加、コメントペーパー、ホームワーク)60%
期末試験40% 
その他(授業アンケートのコメント含む) 授業計画は実習に応じて順序を前後する場合、あるいは、履修者の同意を得た上で内容を変更することがあります。