| 科目名 |
生物学II |
| クラス |
− |
| 授業の概要 |
この授業は理科の学生を対象にしているもので、生命現象の理解を深めるために必要な事項について学ぶ。生物界の分類、性と生殖細胞，遺伝を担う物質、細胞膜の機能、興奮する細胞，情報の受容と伝達，脳の構造と機能、生物の特徴として挙げられるテーマについて、生物学上の話題を含め概説する。なるべく図を用いて、各論を講義する。 |
| 授業の到達目標 |
生物が有する特徴を理解する。それらの特徴がどのような細胞の働きによるのか、あるいはどのような物質基盤があるのかを理解する。生物を細胞学的な視点から理解する。 |
| 授業計画 |
| 回 |
内容 |
| 1 | はじめに・生物の特徴とは |
| 2 | 細胞／生物の基本
生物の分類 |
| 3 | 細胞の構造 |
| 4 | 生体を構成する成分(1)：水、糖、蛋白質 |
| 5 | 生体を構成する成分(2)：核酸、脂質 |
| 6 | 細胞膜／膜を介した物質の出入
イオンの動きと細胞膜の分極 |
| 7 | 遺伝のしくみ：情報の複製 |
| 8 | 遺伝のしくみ：遺伝情報の発現（転写と翻訳） |
| 9 | 生物の構造：組織構造 |
| 10 | 興奮する細胞・神経 |
| 11 | 細胞の動き：
細胞骨格とモーター蛋白質 |
| 12 | 筋肉の収縮 |
| 13 | 恒常性の維持・細胞内外での情報伝達 |
| 14 | 生殖と性分化 |
| 15 | 理科課題研究の例示 |
|
| テキスト・参考書 |
授業時に紹介するとともに、必要に応じてプリント資料を配布する。 |
| 自学自習についての情報 |
高校生物の内容を踏まえた講義を行うため、履修・未履修を問わず、予め次回の内容を確認、自習しておくこと。基本的な専門用語だけでもどのようなことかわかるよう予習を心がけること。 |
| 授業の形式 |
講義 |
| 評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） |
小テスト（30％）、期末試験（70％） |
| その他（授業アンケートのコメント含む） |
生物の分野は分子・細胞レベルから個体・生態レベルと多様であり、近年、生命科学の発展もあり、多くの専門用語が用いられる。特に、生物未履修者は高校の生物の教科書などを利用して短時間でもよいので次の講義内容について予習すること。 |