科目情報
科目名 生物学基礎実験 
クラス a 
授業の概要 実際に動植物を採集し、観察・記録し、考察することを通じて、生物の分布や振る舞い、形や仕組みを理解する力を養う。適宜コンピュータを活用した記録や解析を交え、中学・高校生物の既存知識の理解定着を目指す。 
授業の到達目標 主として顕微鏡を用いた実験を行う。動物、植物を材料として、形態、組織、細胞というそれぞれの構造単位で生物を観察する。おおまかには、大きな形から微細な構造へという流れであるが、生物を材料としているために、順序を変更したり、内容を一部変更する場合がある。また、生物そのものや反応を数値として扱う場合にはエクセルなど、顕微鏡画像の場合はCCDカメラで取り込みデジタル画像を使用する実験もある 
授業計画
内容
1顕微鏡の使用法 
2植物細胞(タマネギの鱗茎)の観察と大きさの測定 
3草本植物などの観察 
4動物園での動物の行動・形態観察 
5生物多様性の調査実習(標識再捕法)1 
6生物多様性の調査実習(標識再捕法)2 
7小動物(ハマグリ)の解剖、観察 
8植物組織(ツバキの葉、ホウセンカ・トウモロコシの茎、根)の観察 
9葉の成長の組織学的観察 
10生物の数値化(ソメイヨシノの葉) 
11細胞分裂(ネギの根端細胞)の観察 
12浸透圧の測定(ユキノシタ) 
13花粉の観察、花粉管の発芽(アフリカホウセンカ) 
14メダカの色素胞 
15課題発表 
 
テキスト・参考書 テキストは各回の実験開始時に配布する 
自学自習についての情報 授業時間外の自習・観察を課する。中学・高校教科書該当する部分を復習すること。
また、教員による実験準備のようすにも注意をはらい、授業後に復習すること。 
授業の形式 1回、1テーマで実験を行う 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 実験とレポート(計70%)と授業参加の姿勢(30%)で評価する。
無断欠席者は評価の対象としない。 
その他(授業アンケートのコメント含む) 前年のアンケートでは「ややむずかしい」と回答する学生が多い。
生物非選択者からは「やや難しい」との意見も聞いている。

実験を体験する機会は、大学においても非常に貴重であるので
十分復習し、学習内容を自らのものとすること。