科目名 |
声楽演習III |
クラス |
− |
授業の概要 |
声楽演習I・IIを履修し、発声および歌唱表現力を身につけた学生が、さらにそれらを発展、充実させ、演奏の向上を目指す実践的な演習。また、音楽の構成法も研究する。 |
授業の到達目標 |
声楽で卒業試験を受ける受講者に対し、さらに歌唱表現力の向上に重点を置き、声の音色・言葉のニュアンスの表現を重視する。 |
授業計画 |
週1回のレッスンなので、各々の学生の目標に応じて自主的な研究を必要とする。 (1)よりレベルアップした発声の技術を習得するために、各々の学生が自分の発声における問題点を認識し、それを克服するための発声トレーニングに積極的に取り組む。 (2)イタリア語に加えて、歌唱における日本語、ドイツ語のディクション・ニュアンスの研究。 (3)イタリア近代歌曲、日本歌曲、ドイツ歌曲の音楽表現テクニックの習得 (4)モーツァルトのオペラアリア、重唱に関しては、演技をつけての表現を研究。 (以上、全授業時間を通じて、また各々の学生のレベルに合わせて教員が判断し行う。)
回 |
内容 |
1 | オリエンテーション |
2 | イタリア近代歌曲、日本歌曲のなかからそれぞれ1曲選曲、歌詞の理解 |
3 | イタリア近代歌曲の歌唱法について/日本歌曲を歌う際の発語、発声の注意 |
4 | 息の流れとレガート唱法の確認 |
5 | ドイツ歌曲から1曲選曲(シューベルト 野ばら/魔王/ます) |
6 | ドイツ語のしくみ、発語、発音、発声について |
7 | 歌唱表現(声の音色、言葉のニュアンス等について研究) |
8 | 暗譜で研究発表。学生同士での評価 |
9 | モーツァルトのオペラ作品について |
10 | モーツァルトのオペラからアリアもしくは重唱を選曲 |
11 | オペラ歌唱について |
12 | 役作りと演技〜身体全体を使っての表現〜 |
13 | 実技試験の為の伴奏合わせ(1) |
14 | 実技試験の為の伴奏合わせ(2) |
15 | 実技試験 |
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テキスト・参考書 |
上記のものから各々の学生のレベルに応じて教員が判断し選定する。 出版社についてはその都度指示する。 |
自学自習についての情報 |
様々な国、言葉による音楽の特徴をよく理解し、自分の歌唱表現の幅を広げてください。その為には、毎回課題となる作品の言葉をよく理解し(辞書で単語を調べる)詩を良く読むこと、譜読み、練習、復習、予習は不可欠です。 |
授業の形式 |
個人レッスン |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
(1)発声テクニック 30% (2)授業への積極的な姿勢 20% (3)実技試験 50% |
その他(授業アンケートのコメント含む) |
声楽演習IIを履修し、実技試験が「優」以上であった者に限る。 授業の中でも語学についてはよく説明するが、特に受講者自身の予習復習にかける時間が必要である。 明確な目的意識をもって受講しないと、進歩を期待することは難しい。 |