科目名 |
発達心理学特別演習 |
クラス |
− |
授業の概要 |
心理発達とその支援に関して、主に言語発達分野の文献を取り上げ、演習的に学習する。講読を通して言語発達の認知的、社会・文化的側面や教育との関わりについて理解し、さらに言語発達の障害に対する評価と支援の実際、言語発達段階や場面に即した対応の在り方について検討する。また関連する研究論文に触れ、受講者自身の研究テーマ等との関連性についても考察する。 [DP科目「言語」] |
授業の到達目標 |
1.文献の講読を通して、言語および認知を中心とした心理発達の詳細について理解する。 2.言語発達における障害の様相と支援の在り方について考察する。 3.言語発達とその支援に関する研究に触れ、自身の研究テーマを深める。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 発達心理学における言語発達と言語発達支援の捉え方 |
2 | 言語発達の機序とその障害(1)言語発達の概観 |
3 | 〃 (2)言語発達の認知的基礎と障害 |
4 | 〃 (3)言語発達の社会的基礎と障害 |
5 | 〃 (4)言語発達の教育的側面と障害 |
6 | 言語発達支援の現代的問題と支援の場(1)コミュニケーションと教育臨床 |
7 | 〃 (2)生活世界でのことばの獲得と支援 |
8 | 〃 (3)児童期・青年期におけるコミュニケーション支援 |
9 | 〃 (4)家庭における支援 |
10 | 〃 (5)教育現場における支援 |
11 | ことばの支援におけるアプローチ(1)言語発達評価と診断の要点 |
12 | 〃 (2)補助・代替コミュニケーション |
13 | 〃 (3)ことばの喪失と回復 |
14 | 〃 (4)言語障害のメカニズム |
15 | 支援の実際 |
|
テキスト・参考書 |
講読する図書は授業において指定する。 参考書:秦野悦子(編)「生きたことばの力とコミュニケーションの回復 」(金子書房) |
自学自習についての情報 |
課題図書に関連する文献などについても積極的に触れること。また、常に自身の研究テーマとの関連性についても考えておくこと。 |
授業の形式 |
演習形式で実施する。文献を分担して講読し、発表者は紹介論文の要約とコメントをまとめた資料を作成する。それをもとに、受講者同士で質問や意見交換を行いながら議論を深める。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
1)資料および発表の内容(60%) 2)討論における積極的な発言や参加態度(40%) |
その他(授業アンケートのコメント含む) |
特記事項なし |