科目情報
科目名 発達障害生理・病理特論II 
クラス − 
授業の概要  現代の子どもの発達や障害について、小児保健学・小児神経学の立場から事例研究も含めて講義する。 
授業の到達目標  子どもの発達と障害について、最近の子どもの発達の特徴や変化、発達障害児に関する最近の知見や話題など、発達を捉える臨床的意義や支援が必要と考えられる今日的問題について理解を深める。支援の方法や内容について学び、臨床場面での実践に応用できるような知識を身につける。 
授業計画
内容
1子どもの発達について(1)
 現代の子どもの発達的特徴と発達をみなおす臨床的意味 
2子どもの発達について(2)
 現代の子どもの発達の評価とその今日的課題(現場でのアセスメントの考え方、個別の支援ニーズに関するアセスメントを含む) 
3育児や保育の支援(1)
 発達支援の必要性と子どもへの支援(支援の具体的流れ、コンサルテーション、カンファレンス、カウンセリング、アクションリサーチなどの内容を含む) 
4育児や保育の支援(2)
 保護者への支援と地域社会との連携(支援の具体的流れ、コンサルテーション、カンファレンス、カウンセリング、アクションリサーチなどの内容を含む) 
5障害とその原因(1)
 知的障害 
6障害とその原因(2)
 発達障害 
7障害の臨床と問題点(1)
 知的障害(アセスメント、個別の支援ニーズの捉え方、支援方法、保護者支援などの内容を含む) 
8障害の臨床と問題点(2)
 発達障害(アセスメント、個別の支援ニーズの捉え方、支援方法、保護者支援などの内容を含む) 
9発達支援の実際(1)
 育児現場での発達支援の実際(支援の考え方・保護者への支援・子どもへの支援・地域・社会への働きかけの内容を含む) 
10発達支援の実際(2)
 保育現場での発達支援の実際(支援の考え方・保護者への支援・子どもへの支援・地域・社会への働きかけ・保育をめぐる問題とs自演の事例の内容を含む) 
11育児をめぐる問題と支援(1)
 児童虐待と支援(育児現場での支援の実際・育児をめぐる問題と支援の事例の内容を含む) 
12育児をめぐる問題と支援(2)
 障害児の保護者への支援の意義と方法(育児現場での支援の実際・育児をめぐる問題と支援の事例の内容を含む) 
13子どもの発達に影響する環境要因と発達障害(1)
 脳機能の男女差と発達障害の男女差 
14子どもの発達に影響する環境要因と発達障害(2)
 epigeneticsと発達障害 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 「発達障害医学の進歩No26−発達障害児の幼児期からの進歩−」郷間英世編、診断と治療社2014、
「新版K式発達検査法発達のアセスメントと支援」松下裕・郷間英世編、ナカニシヤ出版、2012、
その他適宜、資料を講義時にまたは事前に配布する。 
自学自習についての情報 子どもの発達について自分で興味のある本を数冊読んでおく 
授業の形式 講義および討論
 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 講義中の討論およびレポート 
その他(授業アンケートのコメント含む) 上記以外の子どもの発達や障害についてのトピックスも講義する