科目情報
科目名 社会科教育教科内容論IV 
クラス − 
授業の概要 後期の集中講義期間に2泊3日で現地実習を行います。内容は、都市開発、都市再開発、景観保全などに注目しながら、小中高における教育実践で即戦力的に使える地形図読解能力を開発・発展させるものです。大学入試センター試験「地理A・B」では毎年のように「身近な地域の調査」に関連した読図問題が出題されていますが、一方で地理と日本史が選択科目になって以降は「地図が読めない教員」が急増していて、初等・中等教育で無視できない問題が拡散しています。そこで本授業科目では、地形図を活用しつつ、そこに表現された事項を実際にフィールドで確認し、読図問題の解答や設問作成を楽しみながらこなせるような実力を養成します。すなわち本授業科目には、社会科(地理歴史科)の教育内容を教科専門の立場から考察するという特徴があります。ただし、フィールドワークの実施場所は未定です。社会科教育専修の受講希望者と相談して決めるので、受講を希望する諸君は前期の間に希望を伝えてください。現地に赴く前に、当該地域の地形図を入手し、それを活用しながらセンター試験と同じ客観式テストを作成のうえ、設問をめぐっての議論を経て読図能力と作問能力を高めます。 
授業の到達目標 文献や地形図から得た知識、現地でしかわからない知識の融合を図って、フィールドワークの醍醐味を授業に盛り込んでいける能力を身につけます。 
授業計画 現地実習では、初日が2〜5限、2日目が1〜5限、最終日が1〜3限に相当します。2単位の授与に必要な残りの6時間(3コマ)については、受講生と相談して日程を決める事前学習会を充当します。 
テキスト・参考書 テキストは使用しません。参考となる資料は、当該地域の地形図、事前学習会で各々の受講生が取り上げる論文です。 
自学自習についての情報 事前学習においても、現地実習においても、自主的かつ積極的な受講態度が望まれます。消極的な受講態度では「秀」や「優」は与えません。 
授業の形式 演習および現地実習を通じて、調査・視察と教材開発・分析の能力を高めます。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 平常点(100%)で評価します。 
その他(授業アンケートのコメント含む) ◆授業の効率性を確保するため、受講人数を8名に制限します。受講登録人数が8名を超過した場合は、社会科教育専修のM1、同M2、その他の順に優先し、超過人数分を抽選で決定することがあります。
◆受講希望者多数により受講できない場合に限って、教務・入試課教務グループまたは担当者より通知します。行先によっては早めの予約が必要なため、原則としてキャンセルは認めません。
◆授業に関する諸連絡は、原則的に大学のメールアドレスへの通知で行います。大学のメールアドレスへの連絡が携帯電話等でも確認できるようにセッティングをお願いします。