科目名 |
食物学特論I |
クラス |
− |
授業の概要 |
食品の保健的機能性、嗜好性について、最近の研究報告を交えて、栄養学および食育の観点から考究する。保健的機能の作用機序、嗜好性成分の受容など、一部分子生物学的な解説も含めてより深く理解する。 |
授業の到達目標 |
食品や食物について、科学的に議論することができる。近年食に関する科学的分野(栄養学、食物学等)で特に話題性のある事象に興味をもち、それに関する学術論文や特許など検索でき、理解することができる。また、それらを食育のための教材の一部とし、効率よく利用した食育の提案ができる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | ガイダンス、教員の研究紹介、ディスカッション |
2 | 機能性表示食品、特定保健用食品、その科学的エビデンス等 |
3 | 甘味料、希少糖、利用と効果 |
4 | 塩味代替物質、塩味増強物質、利用と減塩効果 |
5 | 食品成分間反応と保健的機能性 |
6 | 食品成分間反応と嗜好性 |
7 | 食物アレルギーとアレルギー対応食品 |
8 | アレルギー対応食品の嗜好性向上技術、特許等の紹介 |
9 | おいしさに関わる嗜好的側面と栄養的側面 |
10 | 食品の香り成分の役割、最近の学術的知見の紹介 |
11 | 食品の香り成分の生理作用、最近の学術的知見の紹介 |
12 | 調理や加工における、嗜好成分、栄養成分および保健的機能成分のコントロール技術 |
13 | モレキュラーガストロノミーと食育への応用 |
14 | 大学院生の発表(1) |
15 | 大学院生の発表(2) |
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テキスト・参考書 |
資料などを配布する予定。 |
自学自習についての情報 |
第13回目までの授業は、各時間の前半に講義(復習も含む)を実施し、後半は自学実習とする。各自の発表テーマの検索、決定、情報収集など、発表に向けた準備をすること。レジュメおよびスライドの作成もこの自学実習の時間に実施し、発表に備える。 |
授業の形式 |
講義および演習 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
発表等60%、授業への参加態度40%(ただし、2/3以上の出席で評価対象とする。) |
その他(授業アンケートのコメント含む) |
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