科目情報
科目名 英米文学特論II 
クラス − 
授業の概要 本授業では、日本生まれの英国人作家Kazuo Ishiguroの作品を読む。まずは彼の名前が世に知れることになった作品であり、日本を舞台にしたAn Artist of the Floating Worldを通読し、その後、大変な話題作となった代表作, Never Let Me Goの脚本を読む。一人の日本的アイデンティティを持つ英国人作家が、小説と映画を通して、人間存在についてどのように描いているのかを考察し、文学作品の読み方についても学習する。  
授業の到達目標 文学作品の精読を通して、19、20世紀の英国社会、文化への理解を深める。さらに、小説が描く様々な問題点を多角的に検証し、批評眼を養いながら、受講生独自の作品の解釈を目指す。  
授業計画
内容
1Introduction 
2Kazuo Ishiguro, An Artist of the Floating World pp. 7-28 
3ditto (pp. 28-50) 
4ditto (pp. 50-77) 
5ditto (pp. 77-96) 
6ditto (pp. 99-127) 
7ditto (pp.131-143) 
8ditto (pp. 143-174) 
9ditto (pp. 174-206) 
10Alex Garland, Never Let Me Go Screenplay @ 
11ditto A 
12ditto B 
13ditto C 
14プリント教材と映像 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 Kazuo Ishiguro, An Artist of the Floating World. (Faber and Faber, 2001)
ISBN: 978-0-571-20913-0
Alex Garland, Never Let Me Go Screenplay (Faber and Faber, 2011)
ISBN: 978-0571275489 テキストは各自、あらかじめ入手しておくこと。
参考書、関連書籍については、授業内で適宜指示する。 
自学自習についての情報  
授業の形式 講義と演習 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への貢献および口頭発表 30% 期末レポート 70%  
その他(授業アンケートのコメント含む) 小説と脚本を通読するクラスであるので、一度にまとまった分量の英語を読む。毎回の予習は必須である。学期の終わりには各自選んだテーマをレポートという形でまとめてもらうので、発表のためのリサーチを含めた授業への熱心な参加を求める。初回の授業で授業の進め方について説明するので、必ず出席すること。