科目名 |
英語科教育教科内容論II |
クラス |
− |
授業の概要 |
本授業は、教科専門から見た教科内容に関する授業科目群として設置され、教科専門理論の教育現場での応用の仕方について研究・実践を行う。具体的には、近年の理論言語学の研究成果を英語教育(特に英語の文法指導)に活用する方法を研究する。テーマは英語の構文交替現象(与格交替を中心とする)とその指導法であり、「英語の書き換え指導」についての全般的な展望を図る。 |
授業の到達目標 |
1.Pinkerの語彙意味論の研究成果を英語教育に活用する方法論が理解できるようになる。 2.Goldbergの構文文法の研究成果を英語教育に活用する方法論が理解できるようになる。 3.従来の「構文書き換え」指導を、理論言語学の観点から見直し、よりよい指導法を考案することができるようになる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | オリエンテーション |
2 | 言語理論と構文交替(1) |
3 | 言語理論と構文交替(2) |
4 | 言語理論と構文交替(3) |
5 | 言語理論と構文交替(4) |
6 | 言語理論と構文交替(5) |
7 | 言語理論と構文交替(6) |
8 | 言語理論と構文交替(7) |
9 | 英語教育への活用(1) |
10 | 英語教育への活用(2) |
11 | 英語教育への活用(3) |
12 | 英語教育への活用(4) |
13 | 英語教育への活用(5)・授業のまとめ |
14 | 英語教育への活用 |
15 | 授業のまとめ |
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テキスト・参考書 |
テキスト: 講義資料はプリントにして配布する。
参考文献: Pinker, S.(1989). Learnability and Cognition. MIT Press. Goldberg, A. (1995). Constructions. The University of Chicago Press. |
自学自習についての情報 |
第8回までは、講義を中心に予習・復習を確実に行い、授業内容の定着を図ってもらいたい。第9回以降は、プレゼンテーションを含め実践に資する模擬授業を行うため、指導案作成などの十分な準備を行うことを求める。 |
授業の形式 |
講義と演習(プレゼンテーション・ブレインストーミングを含む) |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
学期末レポートを60%、平常点(口頭発表、課題提出など)を40%として評価する。 |
その他(授業アンケートのコメント含む) |
専門性の高い言語理論(語彙意味論・構文文法)を教育分野に活用することを研究・実践するため、言語学の基本については自学自習していただくことを承知のうえで履修されたい。 |