科目情報
科目名 学校づくりと学校経営 
クラス b 
授業の概要 30年後の学校をつくる活動を中心に授業を展開する。学校をつくるためには、何に関する知識が必要なのか、どのようにすれば望ましい学校を実現することができるのかを検討することを通じて、学校が教職員や外部の関係者の組織活動として成り立っていることを理解する。また、日本や外国における先進的な事例を検討することによって、学校の可能性を広く捉え、柔軟にこれからの学校を構想する力を高める。 
授業の到達目標 本授業は共通必修科目のうち「学級経営・学校経営に関する領域」の中で、学校経営に関する内容を扱う。学校が教職員や外部の関係者の組織活動として成り立っていることを理解するとともに、組織成員としての意識を高め、協働する組織行動能力の形成を図る。
 学校の組織や経営に関わって「理論」と称するものは多くあるが、学校の実態や教職員の実践と突き合わせてその真価を把握する嗅覚のようなものを形成したい。そのために、学校で生じる複雑な現象を認識したり、それに基づいて教員としての実践を構想したりする活動の中で、実践的理論と研究的理論がどのような位置関係をもって機能するのかを検討する。到達目標は次の通り。
@学校づくりに必要な要件と課題について説明できる。
 A学校における協働の意義について説明できる。
 B教育課題の解決のために協働できるようになる。
 
授業計画
内容
1【30年後の学校をつくる@】グループに分かれて、30年後の学校を構想する。 
2【30年後の学校をつくるA】前回からの活動を継続して、30年後の学校を構想する。 
3【30年後の学校をつくるB】各グループから学校の構想を発表する。学校づくりに必要な要件は何かについて討議する。 
4【学校づくりの要件@】学校づくりに必要な要件について整理し、調査・研究の分担を決定する。 
5【学校づくりの要件A】学校づくりの要件について調査・研究してきたことを発表し、検討する。 
6【学校づくりの要件B】学校づくりの要件について調査・研究してきたことを発表し、検討する。 
7【学校づくりの要件C】学校づくりの要件について調査・研究してきたことを発表し、検討する。 
8【30年後の学校をつくるC】各グループから学校の構想を発表する。前回の構想との違い、今後の課題について検討する。 
9【30年後の学校をつくるD】各グループから学校の構想を発表する。前回の構想との違い、今後の課題について検討する。 
10【学校づくりの課題@】グループごとの学校づくりの課題について調査・研究したことを発表し、検討する。 
11【学校づくりの課題A】グループごとの学校づくりの課題について調査・研究したことを発表し、検討する。 
12【学校づくりの課題B】グループごとの学校づくりの課題について調査・研究したことを発表し、検討する。 
13【30年後の学校をつくるE】各グループから学校の構想を発表する。自分たちの学校を児童生徒、保護者、住民等に対してアピールする。 
14【30年後の学校をつくるF】各グループから学校の構想を発表する。自分たちの学校を児童生徒、保護者、住民等に対してアピールする。 
15【30年後の学校をつくるG】学校づくりについて振り返り、現代社会と学校の在り方、そこにおける教職員の役割について検討する。 
 
テキスト・参考書 適宜紹介する。 
自学自習についての情報 グループ単位で学校づくりの準備、学校づくりの要件と課題に関わる調査・研究を行う。 
授業の形式 グループによる学校づくりと調査・研究を軸に展開する。グループ活動の振り返りも適宜行う。グループを一つの学校を構成する教員と見立てて、自分たちの学校を協働的に構築する作業を通じて、教員としての組織活動能力を向上させる。
・5名程度のグループによる活動と、クラス全体の討議を中心とする。
・グループはコースを混交して編成し、第1回から第15回まで編成を変えない。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 期末レポートによる(100%)。レポートは、@学校づくりの要件と課題に関する理解、A教職員の組織活動に関する理解、B組織成員としての役割意識の3点について、教員としての在り方が深く考察されているかという観点から評価する。 
その他(授業アンケートのコメント含む) 2015年度の授業アンケート結果をみて、適切に対応する。