科目情報
科目名 生徒指導の実践と課題 
クラス − 
授業の概要 ・コース必修科目の一つとして、集団の中で個を生かしながら、児童生徒集団をどのように集団としてまとめていくのかについて考える。
・集団を見る眼や集団のダイナミズムを捉える視点、集団に介入していく方法について、学級を対象とするだけでなく、学年や縦割り集団、学校集団といったより大きな集団も視野に入れて、扱う。
・特別活動を通して行う集団のまとめ方について学ぶ。
・話し合い活動の行い方を学ぶ。
 
授業の到達目標 ・児童生徒集団をまとめていくうえで必要な視点を身につける。
・児童生徒集団をまとめていくうえで必要な手法を身につける。
 
授業計画
内容
1集団とは
・児童生徒を集団で扱うことの意味や集団のもたらす効果について考える。
・集団の意思決定や集団の自治について考える。
・小学校の低中高段階および中学校段階といった発達段階に応じた集団作りについて考える。
 
2集団のダイナミズムの違い
・集団の中でダイナミズムを有効に機能させるにはどのようにしたらよいのかについて考える。
 
3話し合い活動(1)
・話し合い活動の意義を確認し、話し合い活動を充実させるための方法について考える。 
4話し合い活動(2)
・話し合い活動を通して、児童生徒集団をどうまとめていくのか、実践例を通じて学ぶ。
・学級におけるルール作りや役割分担、合意形成へのプロセスについて学ぶ。

 
5班活動
・班活動の意義やその進め方について確認する。
・班活動を通して、児童生徒集団をどうまとめていくのか、実践例を通じて学ぶ。
 
6QU(1)
・QUについて実際にアンケートを体験しながら理解する。
 
7QU(2)
・QUの結果について具体的な事例を検討し、その活用法を知る。
 
8構成的グループ・エンカウンター(1)
・アイスブレーキング的なゲームの要素が強い構成的グループ・エンカウンターのエクササイスについて演習しながら知る。
 
9構成的グループ・エンカウンター(2)
・アイスブレーキング的なゲームの要素が強い構成的グループ・エンカウンターのエクササイスについて,変化させた実践法を演習しながら知る。
 
10小学校でのフィールドワーク(1)
・児童生徒集団をどうまとめていくのか、京都市内の小学校での実践例を通じて学ぶ。 
11小学校でのフィールドワーク(2)
・児童生徒集団をどうまとめていくのか、京都市内の小学校での実践例を通じて学ぶ。 
12フィールドワークの振り返り
・フィールドワークを通じて得られた、縦割りの集団づくりや児童会活動・生徒会活動の有効性について振り返り、具体的に児童生徒集団をどうまとめていくのか発表を通じて確認する。
 
13学習を支えるための集団作り(1)
学習を効果的に行うための集団作りに有効な技法を知る。
 
14学習を支えるための集団作り(2)
具体的な学習技法を演習形式で知る。


 
15まとめ
・望ましい集団づくりとはどのような営みを通して可能となるのか再確認し、受講生各自がその力量を高めていくためにどのようなことが必要であるかを考える。
 
 
テキスト・参考書 テキスト:片山紀子『新訂版 入門 生徒指導』学事出版 
自学自習についての情報  
授業の形式 講義・演習を通して行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業時の小レポート(50%)と授業への姿勢(50%)を総合的に評価する。 
その他(授業アンケートのコメント含む) 授業の一環として行う集団づくりの活動に関しては積極的に参加すること