科目名 |
物理学 |
クラス |
− |
授業の概要 |
さまざまな教材を作りながら,小学校教師をめざす学生に有用な物理を学ぶ。各教材は個人で作成するが,よりよく動作する条件や工夫については,グループで探究する。 |
授業の到達目標 |
・理科が好きになるような教材や学習方法を理解する。 ・教材作りを楽しむことができる。 ・作成する教材における物理を理解し,子ども向けの説明ができる。 |
授業計画 |
身のまわりにある材料で,教材を実際に手作りしながら身近な物理を学ぶ。 テーマ(予定)
回 |
内容 |
1 | 万華鏡を作ろう−鏡に映る像− |
2 | 立体メガネを作ろう−色の見え方− |
3 | ストロー楽器を作ろう−音の発生− まわるヘビを作ろう−振動数と音階− |
4 | 試験管でドレミ−気柱の共鳴− |
5 | ニュートンのゆりかごを作ろう−ビー玉の衝突− |
6 | ゴムの力を調べよう−ゴムばかり− |
7 | ジャガイモを飛ばそう−空気と水の圧力− |
8 | ストローてこ実験器を作ろう−いろんなてこの学習− |
9 | 豆電球はどうして光る(シャーペンの芯を点灯させよう) |
10 | 電気を作ろう−豆電球とLED、手回し発電機とコンデンサー |
11 | 磁石の力 |
12 | クリップモータを作ろう−電流に働く力− |
13 | 電磁石と誘導電流 |
14 | 遊んで学ぶ学習 |
15 | 風車を作ろう |
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テキスト・参考書 |
自作のプリントを配布する。小学校・中学校の理科の教科書を参考にする。 |
自学自習についての情報 |
関連するテーマについて,HPや教科書などで調べる。身近なもので教材を作成したり,工夫する習慣をつける。 |
授業の形式 |
講義+実習 |
アクティブラーニングに関する情報 |
毎回,個人で作成する教材の基本的な作り方は紹介するが,よりよく動作する方法や条件の探究やその物理の理解はグループ活動により目指す。また,各グループが見出した結果を全体に発表・討論し,共有する機会を設けることにより,物理的,教材的に深い理解を目指す。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
・すべての実験を行い,そのレポートをすべて提出し,担当教員のチェックを受け,指示があれば再提出して,再チェックを受けること。その内容に応じて評価する。(80%) ・出席および授業中の取り組み状況(主体性など)(20%) |
その他(授業アンケートのコメント含む) |
・高校で物理を学んでいない学生でも理解できるような内容である。 ・受講者の理解の状況に応じて,一部のテーマを,演示実験を中心としたアクティブ・ラーニング型の授業に変更することがある。 |