科目情報
科目名 国際教育論 
クラス − 
授業の概要  グローバル化が進む中,国内でも,また国と国の間でも新たな問題が起こっている。この問題に直面する未来の「グローバル市民」である子どもたちには,これまでの国際理解教育の枠組みを越えた新たな知識や技能が必要とされている。
 この授業では,国際教育を国内外のグローバル化に対応する教育と位置づけ,参加者自身がフィールドワークをはじめとする様々な手法を体験することによって,国際教育の内容と方法に対する理解を深めることを目指す。 
授業の到達目標 ・国際教育の理念と内容について理解する
・国際教育に必要な基礎的な知識や技能を身につける 
授業計画 ◆授業期間中に1回のフィールドワークを行うので必ず参加すること。日程は第1回授業時に提示。
◆テーマ<3>とテーマ<4>については,当該年度の時事問題に合わせて選択する。
内容
1イントロダクション「グローバル市民に必要な能力とは」 
2異文化間コミュニケーション(1)「文化が異なるとはどういうことか」
 
3異文化間コミュニケーション(2)「異文化接触ではどのような問題が起こるか」 
4異文化間コミュニケーション(3)「文化の異なる人々がともに生きるためには」 
5フィールドワーク 
6多文化共生社会(1)「なぜ在住外国人が増えているか」 
7多文化共生社会(2)「互いの文化を認めあうとはどういうことか」 
8多文化共生社会(3)「多文化共生社会を実現するためにどのような課題を解決する必要があるか」 
9中間まとめ「グローバル化に対応できる教育とはどのような教育か」 
10テーマ<3>(1) 
11テーマ<3>(2) 
12テーマ<3>(3) 
13テーマ<4>(1) 
14テーマ<4>(2) 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 高城玲『大学生のための異文化・国際理解 ――差異と多様性への誘い 』丸善出版 ISBN:9784621301258
佐々木てる・駒井洋『マルチ・エスニック・ジャパニーズ――○○系日本人の変革力』明石書店 ISBN:9784750343587
小ケ谷千穂『移動を生きる フィリピン移住女性と複数のモビリティ』有信堂高文社 ISBN:9784842065861
滝澤三郎他『難民を知るための基礎知識――政治と人権の葛藤を越えて』明石書店 ISBN:9784750344164 
自学自習についての情報 調べ学習や資料を読んでまとめる課題が毎週課される。 
授業の形式 講義・体験学習・グループ討議・見学・調査など 
アクティブラーニングに関する情報 各授業の中でアクティブ・ラーニングのさまざまな手法(グループ・ディスカッション,知識構成型ジグソー法,ケース分析,等)を実際に体験しながら学ぶ。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) ミニ課題(毎週) 60%
フィールドワークレポート 20%
期末レポート 20% 
その他(授業アンケートのコメント含む) ほぼ毎週,課題が課される。締切厳守で提出すること。