科目情報
科目名 教育の理念と歴史 
クラス b 
授業の概要 「これまでどんな教育(思想)があったのか」、「集団授業はいつ始まったのか」、「いつからみんな学校に行くようになったのか」、「学歴主義はいつから出てきたのか」、「青年はいつから心の病に悩まされるようになったのか」など、現代の状況との関連において、教育の理念と歴史を学びます。高等学校等で倫理・世界史・日本史を選択していた人は若干内容が重なりますが、これらをまったく選択していなくても問題ありません。授業は主にレジュメを用い、アップテンポで進みます。毎回の授業に欠席しないよう、心がけてください。 
授業の到達目標 ・教育の理念と歴史および思想の基本について、理解することができる。
・現代の教育問題や教育実践について、分析・検討する視点を持つ。 
授業計画
内容
1授業のガイダンス・・・「教育」とは何か。なぜ「理念と歴史」を学ぶのか。
[自学:テキスト1頁から17頁,65頁から70頁] 
2西洋教育思想史@・・・古代ギリシア
[自学:テキスト19頁から23頁] 
3西洋教育思想史A・・・古代ローマ・中世ヨーロッパ
[自学:テキスト23頁から26頁] 
4西洋教育思想史B・・・ルネサンスと宗教改革
[自学:テキスト26頁から31頁] 
5西洋教育思想史C・・・啓蒙と理性の時代
[自学:テキスト31頁から37頁,70頁から71頁] 
6西洋教育思想史D・・・ペスタロッチ以降
[自学:テキスト37頁から43頁,71頁から77頁] 
7日本教育史@・・・日本史入門/古代・中世
[自学:テキスト45頁から50頁] 
8日本教育史A・・・近世
[自学:テキスト50頁から52頁] 
9日本教育史B・・・明治初年から諸学校令まで
[自学:テキスト52頁から55頁] 
10日本教育史C・・・教育勅語発布から国民意識の浸透まで
[自学:テキスト55頁から57頁] 
11日本教育史D・・・中等教育体制の確立
[自学:テキスト52頁から57頁] 
12日本教育史E・・・高等教育の整備と大正自由教育
[自学:テキスト58頁から60頁] 
13戦後の教育@・・・占領下における教育制度の確立
[自学:テキスト60頁から61頁,101頁から115頁] 
14戦後の教育A・・・現代の教育
[自学:テキスト61頁から64頁,101頁から115頁] 
15定期テスト(持込不可) 
 
テキスト・参考書 テキスト:相澤伸幸『教育学の基礎と展開[第3版]』(ナカニシヤ出版,2015年)
参考書:和崎光太郎『明治の〈青年〉――立志・修養・煩悶――』(ミネルヴァ書房,2017年)
参考書:広田照幸『ヒューマニティーズ 教育学』(岩波書店,2009年)
参考書:小山静子『子どもたちの近代――学校教育と家庭教育――』(吉川弘文館,2002年) 
自学自習についての情報 予習・・・レジュメを空欄を埋めながら読んできてください。
復習・・・レジュメの授業で扱ったところを当日中に読み直してください。
日常の学習・・・日刊新聞を毎日読んでください(新聞社は問いません)。授業中に時事ネタが通じないと、何のために理念と歴史を学んでいるのかがわからなくなります。 
授業の形式 講義。ただし,双方向性(受講生とのやりとり)をかなり重視し,毎回授業の最初に前回の授業の感想をいくつかピックアップし,コメントします。 
アクティブラーニングに関する情報 「そもそもアクティブラーニングって何?」という問いを、教科書的で実践を伴わない「解答」をあてがうのではなく、受講者であるみなさんが思想的・歴史的にアクティブに問い乗り越えるべき壁を明確にすることこそが、この授業の目標です。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) ・定期テスト(持込不可):40%
・最終テスト(持込可):40%
・授業での積極性:20%
ただし、欠席を3回した場合は、単位を認めない。また、遅刻は2回で、欠席1回分とする。
詳しい内容は、第1回に説明する。  
その他(授業アンケートのコメント含む) 「教育の理念と歴史」a〜eは、評価基準を統一する。
授業アンケートを見るかぎりでは,受講生は最初は苦労しつつも慣れてきたら理解が深まってきているようなので,とりあえず最初の3〜5回を乗り切ってください。あと,板書がそこそこ多いので,できるだけ前の席に座ってください。