科目情報
科目名 技術・栽培教育演習I 
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授業の概要 教員の推奨する文献や学生自らが興味を抱いて選定した技術教育や栽培・飼育教育,農業教育に関する文献を,学生自身が精読し,その内容や問題点などを整理して教官や他の学生の前で発表し,質疑応答する.発表は輪番制である.実際には卒業研究に関する内容を取り上げることが多くなろう.また,授業に関連する現地見学や卒業研究の模擬発表も行う. 
授業の到達目標 技術教育,環境技術,環境教育,栽培学,農業教育を専攻し,卒業研究を進めるために必要な知識を身に付け,研究や卒論執筆に必要な文献を自ら調べ理解する能力を養う.研究発表のためのプレゼンテーション技術,質疑応答のツボなども学習する. 
授業計画  技術教育,環境技術,環境教育,栽培学,農業教育の専門書や専門的論文およびそれらの教育に関する論文,資料などを集め,学生同士で分担し合ってあらかじめ精読しておく.授業までの準備に,いかに努力するかが発表の成否につながる.通常,1回の授業で学生が1人20〜30分程度発表し,30分程度の質疑応答を行う.質疑応答のときの質問者や回答者の内容や態度にも,その学生の実力が正直に反映される.学生の発表内容により,授業内容が毎年変わるので,具体的な授業計画は示しようがない.
 現地見学は極度の環境破壊が現存する場所や環境問題を取り扱う研究施設を対象にしてきた.これまでに各地の不法産廃投棄現場(香川県豊島,千葉県,三重県四日市,福井県敦賀市,岐阜市)や栃木県旧足尾鉱山,足利工業大学の風力発電施設,群馬県高崎市・吉岡町の新エネルギー発電施設などを見学してきた.今後は異なる特徴を持つ地域も見学の対象としていきたい. 
テキスト・参考書 授業の都度,提示する. 
自学自習についての情報 授業時に,必要に応じて示す.
 
授業の形式 おもに演習(発表および討議)形式 
アクティブラーニングに関する情報 本授業はプロジェクト学習としての性格が強く,受講学生の主体的な取り組みが要求される。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 毎回の発表者の発表内容と表現力,および質疑応答時の質問内容とその表現,応答内容とその表現などから学生の実力を総合的に評価する.実力の絶対評価だけでなく,学生の成長の過程や程度も評価する. 
その他(授業アンケートのコメント含む) 授業で行う学外見学には旅費,宿泊費などが必要となる。なるべく学生の負担が軽減できるよう,配慮はしている.
授業の解説曜日・時間は受講生との打ち合わせで決定する.後期に実施する技術・栽培教育演習IIとセットで受講されたい.