科目情報
科目名 暮らしと匠の知恵に学ぶII 
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授業の概要 本授業は和歌山県串本町の沖合に浮かぶ紀伊大島にて実施する. 島の中央部にある「京都大学フィールド科学教育研究センター大島実験所」に2泊3日で合宿し,大島の人々の生活や生業について,調査する. 数人のグループに分け,グループ毎に調査内容を現地にて指示する. 昼間は調査のために島中を探索し,島の住民から聞き取り調査したり現地の状況を調査する.夜には調査内容を発表して,内容を分かち合う. 最後に調査内容をレポートにまとめる.  
授業の到達目標 島の住民から必要な事柄をいかに聞き出すかが、調査成功の鍵である。初対面の人とのコミュニケーションの取り方,地形などの的確な捉え方,生活の認識などの能力を習得することおよび,調査事項をまとめ,発表するプレゼン力を習得することが目標となる。 
授業計画 本年度は8月初旬の連続3日間に実施する予定である.授業の説明会は7月26日(水)午後に予定している.授業初日には9時までに京都駅に集合し,バスまたは電車にて紀伊大島に移動する. 午後に到着後,実験所の案内および島の概略を説明し,班分け後に翌日からの調査内容を指示する. 2日目は朝から夕方まで班毎に自由に島内を調査する. 夜に調査したことを発表し合う. 3日目は午前中に調査漏れについてさらに調査し,午後に班で全てをまとめた後,バスにて大学に移動する. 後日レポートにまとめ,提出する.
 
テキスト・参考書 テキストや参考書は特にない. 授業の説明会で,参考資料を配付する.  
自学自習についての情報 7月26日の授業説明時に,授業本番で必要になる社会調査の方法についても概略を説明する.しかしこれだけでは不十分なので,社会調査の方法に関する本や資料を読んでおくと良い.  
授業の形式 説明会は講義形式であるが,大島においては昼間は実習,夜は演習形式となる. 
アクティブラーニングに関する情報 本授業は学生自らが現場に出向いて調査し、それをまとめるのが内容であるので,すべて学生の自主的活動で構成される.アクティブラーニングそのものである. 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 大島における夜のプレゼンの方法およびそのときの発表内容および後日提出する個人単位のレポートにより評価する. 
その他(授業アンケートのコメント含む) 大島実験所での宿泊費用は宿泊費が2泊で2000円〜3000円程度で,加えて食費および往復の交通費が必要となる. 実験所の近くに食堂がないので、朝食と夕食は,受講生が手分けして自炊する. 昼食は島内に3軒だけある食堂を各自利用する. 実験所の宿泊施設は定員が25名であるので,受講生も20〜22名に限定することになる.