科目名 |
英語学特論IV |
クラス |
− |
授業の概要 |
生成文法および認知言語学の言語習得論を取り上げ、それぞれの理論的妥当性を考察する。与格交替(dative alternation)などに代表される英語の構文交替とその習得について焦点を当て、先行研究に批判的検討を加えながら、講義と演習を行う。また、英語の文法・語法研究の成果を紹介しつつ、英語力の向上に努める。 |
授業の到達目標 |
1.S. Pinker の言語習得理論を理解できるようになる。 2.A. Goldberg の構文文法(Construction Grammar)の基本的な考え方と言語習得へ理論への応用を理解できるようになる。 3.生成・認知の両者の言語習得理論について考察を深め、英語教育への活用について考察できるようになる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | オリエンテーション |
2 | 生成文法の言語習得理論 |
3 | Pinkerと語彙意味論 |
4 | Pinkerの構文交替理論:項構造の習得 |
5 | Pinkerの語彙意味論:項構造の交替理論 |
6 | Pinkerの語彙意味論:意味構造の習得 |
7 | 中間振り返り |
8 | 認知言語学の構文習得理論 |
9 | Goldbergの構文文法の基礎(1):「構文」の概念 |
10 | Goldbergの構文文法の基礎(2):「構文」の意味と動詞の意味の融合 |
11 | Goldbergの構文文法の基礎(3):「構文」の意味と機能 |
12 | Goldbergの構文文法の基礎(4):項構造構文の習得 |
13 | 語彙意味論研究と英語教育への応用 |
14 | 構文文法と英語教育への応用 |
15 | まとめ |
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テキスト・参考書 |
講義資料はプリントにして配布する。必要な文献については授業中に適宜紹介する。 参考書: 山梨正明(編)『言語習得と用法基盤モデル』研究社 |
自学自習についての情報 |
毎回の相当な分量の英文を正確に読むため、十分な予習をして授業に臨むことが必須である。また、内容に関する疑問点を明確にして授業に臨むことが大切である。 |
授業の形式 |
講義と演習 |
アクティブラーニングに関する情報 |
グループ・ディスカッションと全体討論を行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業へ積極的な参加態度・課題提出(40%)とレポートの成績(60%)を総合的に評価する。 |
その他(授業アンケートのコメント含む) |
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