科目情報
科目名 小中一貫教育論 
クラス − 
授業の概要 2016(平成28)年の4月に施行された学校教育法等の一部を改正する法律(平成27年法律第46号)で,小学校と中学校に加え,新しい校種として義務教育学校が位置づけられるなど,子どもの学びの連続性を保障する小中一貫教育の推進が重要な教育課題の一つとして位置付けられる。そこで,以下の内容で授業を展開する。
・全国における小中一貫校や義務教育学校の現状を概観する
・いわゆる「小,中学校の文化の違い」について学ぶ
・子どもの学びと育ちにおける一貫性のある教育活動の展開についての考察を深める。 
授業の到達目標 ・児童生徒の発達の各段階における教科指導や生徒指導の特徴やちがいを理解できる。
・小,中学校の教員の役割や働き方の違いと協働の必要性が理解できる。
・小中一貫教育の進め方を段階的,具体的にイメージできる。 
授業計画
内容
1小,中学校の文化の違いを読み解く 
2小中一貫教育の現状と課題(全国の動向) 
3小中一貫教育がめざすもの
〜小中一貫で育てる力〜 
4小中一貫教育の実践から学ぶ
京都教育大学付属京都小中学校(義務教育学校)の実践から  
5フィールドワーク1
京都教育大学付属京都小中学校(義務教育学校) 
6フィールドワーク1
京都教育大学付属京都小中学校(義務教育学校) 
7小中一貫教育がめざすもの
〜生徒指導の違いから〜 
8小中一貫教育の実践から学ぶ
東山開睛館(義務教育学校)の実践から 
9フィールドワーク2
東山開睛館(義務教育学校) 
10フィールドワーク2
東山開睛館(義務教育学校) 
11小中一貫校におけるキャリア教育の展開T
〜キャリア教育とは〜 
12小中一貫校におけるキャリア教育の展開U
〜キャリア教育の実践例から学ぶ〜 
13小中一貫校におけるキャリア教育の展開V 
14小中一貫校におけるキャリア教育の展開V 
15授業者の実践から学ぶ
〜小中一貫校を立ち上げて〜 
 
テキスト・参考書 国立教育政策研究所編『[国研ライブラリー]小中一貫』東洋館出版社? 
自学自習についての情報 授業者の実践を踏まえて講義に臨むためには、初田幸隆『小中一貫校をつくる』ミャオビパブリッシングを参考にするとよい 
授業の形式 講義、実践家との対談、演習、フィールドワーク等 
アクティブラーニングに関する情報 ペア・ワーク、グループ・ワーク、ロールプレイ、レポート作成、さらには小中一貫教育の実践者との対話により、課題の発見や解決に向けての道筋を考えるなど、より深い学びをめざす? 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 発表やグループワークやロールプレイにおける思考力や表現力、複数のレポートによる講義内容の理解や思考の深まり等、総合的に判断して評価する 
その他(授業アンケートのコメント含む) ※2回のフィールドワークには必ず参加すること。やむを得ない事情がある場合は相談すること。
 フィールドワークは5月16日?と6月13日?を予定している。
※小中一貫教育におけるキャリア教育の展開Vは、6月23日(土)の午前にキャンパスプラザ京都にて実施の予定。
※原則として1日に2時間の連続講義を行う。このため、1日欠席すると2時間の欠席となるため、欠席には特段の留意をすること。