科目情報
科目名 教育方法・技術論 
クラス c 
授業の概要 この科目は、教育職員免許法別表第4欄に規定された「教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活用を含む)」に関する科目である。学校で行われるさまざまな教育と、その背後にある教育学的知見、心理学的知見、法規的規定から、そこに存在する教育方法を知り、教員の立場からこれらを理解することを目的とします。 
授業の到達目標 1.現行の教育課程がどのような学力の育成をめざしているのかを理解できる.
2.授業を教える立場から捉え、教授と学習の関係について理解できる.
3.教育方法及び教育技術について理解できる. 
授業計画
内容
1本授業の目的と履修の留意点 
2社会の変化と学習指導要領の変遷 
3授業を構成する要素 
4授業研究とは何か 
5学習指導案と学習の成立 
6子どもの学びと教育方法(1)学習理論とプログラム言語による思考のシミュレート 
7子どもの学びと教育方法(2)発問と心像の更新 
8教育の評価(1)評価方法の変化と教育方法 
9教育の評価(2)指導要録と評価の実際 
10ICT利用の教育 
11「道徳」「特別活動」の学習設計
(例:新聞データベースを用いた価値対立事例の教材化) 
12「総合的な学習の時間」の学習設計
(例:TV会議による国際交流の教材化) 
13特別支援教育と教育方法 
14教師力の実像 
15教育史に残る教育方法 
 
テキスト・参考書 テキストは指定しません。参考書として、中学校学習指導要領 文部科学省(平成20年(2008))、高等学校学習指導要領 文部科学省(平成21年(2009))、よくわかる授業論 田中耕治 ミネルヴァ書房(2007)を推奨します。
 
自学自習についての情報 毎授業毎で配布する資料を用いて、各自1時間程度の復習を行ってください。
授業での不明点については、授業終了時に配布するワークシートに記入してください。次時に解説します。 
授業の形式 講義 
アクティブラーニングに関する情報 毎授業で、授業内容に関わるケースメソッドを配布します。ケースメソッドとは、実際に起ったケースを用いて、受講者に実務能力を育成する教育方法で、アクティブ・ラーニングの一つの学習形態とされています。ここでは、学校で時間に沿って流れる大小の課題に気づくこと、同時に課題の解決に知識をどのように役立てるのか、を学びます。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 1.毎授業のケースメソッドの取り組み姿勢 40%
2.期末試験 60% 
その他(授業アンケートのコメント含む) 毎授業では、2〜3枚の資料(A3版)を配布します。これらを保存するファイルを用意してください。