科目名 |
小学校教科内容論社会 |
クラス |
b |
授業の概要 |
【歴史領域・地理領域共通】地域社会を動態的にとらえ、問題点や解決策を見出すには地理的・歴史的な感覚を磨くことが効果的です。地理知らずの地理嫌い、歴史知らずの歴史嫌いにならないようバランス感覚を身につけましょう。 【歴史領域(武島担当)】この授業を非科学的な地域理解や歴史理解をうちどめにする契機にしてください。 【地理領域(香川担当)】小学校社会科の3〜5年、6年下の大部分は地理的領域です。我われの日常生活と密接に関連する社会基盤を一層良くしていくための基礎知識と応用力を身につけましょう。 |
授業の到達目標 |
一言でいえば「教材研究の大切さを知る」というのが、受講生諸君の持つべき目標です。 【ディプロマポリシーに関わる記載】 1.学習指導要領に即した「教えるべき課題」の基礎的知識を拡充できます。《知識・理解》 2.いかなる教材を提示すべきか、その工夫の仕方がスキルとして身につけられます。《汎用的技能》 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | H1「大航海時代の始まり -交易の再構築-」 |
2 | H2「ザビエル -イエズス会に参加、そしてアジアへ-」 |
3 | H3「織田信長 -桶狭間、足利義昭との関係、長篠の戦い-」 |
4 | H4「織田信長 -宗教政策と領国統治-」 |
5 | H5「豊臣秀吉 -天下統一と晩年の悲劇-」 |
6 | H6「徳川家康 -関ヶ原菟大坂の陣-」 |
7 | H7「徳川家光 -江戸幕府の確立-」 |
8 | H8「歴史領域テスト」 |
9 | G1「学習指導要領と各教科書の取り扱い内容に関する検討 |
10 | G2「3・4年生の教科書上巻に関わる教材研究」 |
11 | G3「3・4年生の教科書下巻に関わる教材研究」 |
12 | G4「5年生の教科書上巻に関わる教材研究」 |
13 | G5「5年生の教科書下巻に関わる教材研究」 |
14 | H6「6年生の教科書下巻に関わる教材研究」 |
15 | G7「地理領域テスト」(60分) |
|
テキスト・参考書 |
地理領域・歴史領域ともにテキストは指定しません。 【歴史領域(武島担当)】鹿毛敏夫編『描かれたザビエルと戦国日本』、歴史化学協議会編『知っておきたい歴史の新常識』、加藤理文『織田信長の城』、矢部健太郎『豊臣政権の支配秩序と朝廷』、平野明夫編『家康研究の最前線』、三宅正浩『近世大名家の政治秩序』、揖斐高『江戸幕府と儒学者』 【地理領域(香川担当)】自学自習には、小・中・高いずれでもよいので地図帳、桜井明久『地理教育学入門』(古今書院)が有用です。「地理学概論」のテキスト『第2版 ジオ・パルNEO』も優れた参考書になります。また、附属図書館で各社の小学校社会科教科書を積極的に活用し、学習内容との照合を図ってください。 |
自学自習についての情報 |
附属図書館で開架配置されている各社の小学校社会科教科書を活用して、シラバスと照合のうえ予習と復習を心がけてください。大学の講義は教室で聴いているだけでは、なかなか身につきません。短い時間でもよいので、予習と復習を積み重ねていくことが、教員採用試験での現役合格に結びつきます。 |
授業の形式 |
講義 |
アクティブラーニングに関する情報 |
【地理領域】毎回の授業は自ら考えることを要求する作業ノート形式です。授業時間内に提出する10分程度の時間をかけるレポートも毎回課し、そのフィードバックから次の授業を始めます。また、3回ほど宿題もお願いします。聴いているだけの授業ではないので、面倒かもしれませんが、確実に基礎能力を育めます。 【歴史領域】講義中に指示します。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
地理領域と歴史領域に共通して、講義への取り組み(50%)とテスト(50%)で100点満点の評点をつけます。授業期間の終了後に両者の評点を加算し、それを2で除して本授業科目の成績評価とします(小数点以下は切り上げ)。地理・歴史いずれかの領域で3回以上の欠席をした者は、成績評価が「不可」になることがあるので注意してください。なお、地理領域のテストは試験期間中ではなく最終講義日に実施しますので、お間違えなきようご注意ください。 |
その他(授業アンケートのコメント含む) |
★「履修案内」には、社会領域専攻の学生諸君は履修が不要であるかのように書いてありますが、それは全学的な記載形式の統一のためになされているだけで、担当者は社会領域専攻の学生諸君に漏れなく履修していただきたいと考えています。もちろん他の領域の学生諸君は大歓迎です。 ★授業評価アンケートの要望を受けて毎年の講義を改善しています。アンケートでは可能な限り自由記述欄にも意見の記入をお願いします。 |