科目情報
科目名 教育哲学 
クラス − 
授業の概要 身近な教育事象について、教育哲学的な思考ではどのようなアプローチが可能であるのかを具体例を示しながら講義していく。受講生も各自、それぞれの課題について思索し、そのプロセスをレポートにまとめる。 
授業の到達目標 ・教育哲学とはどのような学問なのか理解する。
・教育哲学の思考様式に慣れる。
・教育的事象について様々な角度から考察できる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション
教育哲学とはどのような学問か。 
2どうして教育は必要なのか、歴史的に考える
[キーワード:カント、適時性] 
3どうして教育は必要なのか、哲学的に考える
[キーワード:未熟性、文化] 
4自然人はどこにいる
[キーワード:自然状態、人間性] 
5「赤ちゃん」からの出発
[映像を見て教育について考える] 
6私とは誰だ?
[キーワード:役割理論、自己保存、我、汝] 
7過去や自分は変えられるのか?
[キーワード:過去、現在、未来] 
8正解はあるのか?
[キーワード:プラグマティズム、解釈学] 
9道徳は教えることができるのか
[キーワード:注入主義、開発主義、目的論] 
10目に見えるものがすべてなのか?
[キーワード:ニュートン、ゲーテ、カント] 
11器官形成について
[映像を見て教育について考える] 
12教育学における理論と実践問題
[キーワード:理論、実践、臨床] 
13教育哲学とはどのような学問か
[キーワード:Bildung、存在論、数学] 
14そして誰もいなくなった
[キーワード:遺伝子、脳科学、習慣] 
15講義の補足 
 
テキスト・参考書 相澤伸幸『教育学の基礎と展開』(ナカニシヤ出版) 
自学自習についての情報 まずテキスト『教育学の基礎と展開』の第1章をよく読んでおくこと。
講義で紹介する文献(新書程度の内容)について、2−3回生は5冊以上、4回生は4冊以上読むこと。
読んだ文献について1200字以上のレポートを提出してもらうので、つねに問題意識をもって講義に臨むこと。 
授業の形式 講義 
アクティブラーニングに関する情報 たんなる講義ではなく、グループディスカッションを実施するので、積極的に議論に参加することを望む。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 積極性4割、 文献レポート(1200字程度を5回)6割 
その他(授業アンケートのコメント含む) 授業アンケートをみても、自学の程度により難易度の感じ方が異なるので、受け身ではなくて、自学した上で積極的に議論に参加することを望む。