科目名 |
臨床心理学演習 |
クラス |
− |
授業の概要 |
まず、前半では臨床心理面接の一技法であるフォーカシングについて概説し、ジェンドリンの人格変化の理論について検討することで、カウンセリングの基本的な背景を理解する。さらに学生同士や大学院生との2人組での実習を通して、心理面接の実際について体験する。 後半では、各自が関心のあるテーマについての研究論文を講読し、毎回2名程度報告してもらい、全体でのデスカッションを通して理解を深めていく。 |
授業の到達目標 |
臨床心理学の基本的な見方、考え方を理解し、どのような人間理解に基づいて、どのような援助の方法があるのかを、具体的な面接技法(フォーカシング)の実習を通して理解する。また卒論作成に向け、関心のある論文の講読・検討を通して、研究の方法・内容について十分に理解できるようになること |
授業計画 |
前半(1回〜7回) フォーカシング・体験過程理論についての概説(1回) ビデオによる実習(1回) フォーカシングの手順についての解説とデモンストレーション(1回) 2人組(大学院生とペアを組む予定です)での実習(4回)
後半(8回〜14回) 後半では、各自が関心のある臨床心理学的テーマについての論文を講読し、 毎回1〜2名程度報告してもらい、全体でのデスカッションを通して理解を深めていく。 |
テキスト・参考書 |
参考文献:心のメッセージを聴く 池見陽著 講談社 その他、必要に応じ、紹介する。 |
自学自習についての情報 |
フォーカシングに関するマニュアルの熟読、及び関心のある論文の事前検索、収集 |
授業の形式 |
前半は講義と実習形式ですすめる。 後半は、報告者1〜2名の発表と全体でのデスカッションという演習形式で行う。 毎回、全員が一回ずつは発言(質問・意見)することを必須とする。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
ペアによる面接のロールプレイ、論文をまとめてのプレゼンテーション、演習におけるグループディスカッション |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
出席状況(実習への参加、演習での発言)40%、論文等の報告30%、最終レポート30%、で総合的に評価する。 |
その他(授業アンケートのコメント含む) |
特記事項なし |