科目情報
科目名 臨床人格心理学特講 
クラス − 
授業の概要 心理療法や臨床心理学を学ぶ際の基礎知識となるパーソナリティ理論を、広く学習する。 
授業の到達目標 こころの成熟やパーソナリティ発達についての基礎的知識を身につけ、またパーソナリティ形成の偏りについて理解を深める。 
授業計画
内容
1序章 臨床人格心理学の意義について 
2第1章 人格論の歴史と人格(パーソナリティ)の定義 
3第2章 感情に関する理論及び感情喚起の機序 
4第3章 感情が行動に及ぼす影響について 
5第4章 人格の類型:特性論、類型論の観点から人格(パーソナリティ)を捉える 
6第5章 自我の諸機能 
7第6章 人格(パーソナリティ)の概念及び形成過程 フロイト 
8    人格(パーソナリティ)の形成過程(フロイト)とアニメで学ぶ子どもの心 
9第7章 人格(パーソナリティ)の形成過程と子ども M.クライン 
10第8章 人格(パーソナリティ)の形成過程と子ども D.W.ウィニコット  
11    人格(パーソナリティ)形成を踏まえてアニメを分析する 
12第9章 心の未熟や心の大きな偏りをどう考えるか 
13第10章 DSM−5 に基づいたパーソナリティ障害の理解@ 
14     DSM−5 に基づいたパーソナリティ障害の理解A 
15全体のまとめと振り返り 
 
テキスト・参考書 テキストは「精神分析的人格理論の基礎」馬場礼子著 を使用。授業の理解を深めるために、購入することが望ましい。 
自学自習についての情報 ボウルビーのアタッチメント理論や精神分析に立脚した発達論、子育て論に関心を寄せ、自主的に学習すること。
参考文献として、「子どもの精神分析」、「子どもの精神分析U」木部則雄著(岩崎学術出版社)、「母親になるということ」ダニエル・スターン著・北村婦美訳(創元社)などを挙げておく。 
授業の形式 講義形式。しかし宮崎駿アニメなど子どもの心理を描いたDVDの鑑賞や心理テストなど体験的授業をできるだけ多く使用しながら、楽しく具体的な授業を心掛ける。 
アクティブラーニングに関する情報  
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 定期試験は試験日に行い、その結果を中心に、授業態度や提出物の結果なども参考にして、総合的に評価する。 
その他(授業アンケートのコメント含む) 心理学入門、心理学概論などの基礎科目を習得済みであることが望ましい。
原則的に携帯電話の使用や私語は禁止とする。原則的に、5回以上欠席する者は本科目を履修する意思がない者とみなす。