科目名 |
生涯発達心理学 |
クラス |
− |
授業の概要 |
平均寿命が80歳を超えるという状況になり、一人の人がどのような経過をたどって一生を過ごすのかを理解することは重要なことになってきている。本授業では、認知、情動、身体等を横断した発達の意味やメカニズムを押さえた上で、年代区分毎の特徴を学んでいく。そして、発達の交流型モデルに沿いながら、個体と環境との両面およびその関係について吟味を加え、どのように理解しどのように関わり合うかを議論していく。 |
授業の到達目標 |
各年代における発達の特徴や発達課題を理解し、その理解や援助についてダイナミックに関わっていく力の基礎を身につけることができる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 生涯発達心理学の基礎 発達とは何か |
2 | 生涯発達心理学の理論(1)−成長・成熟の過程− |
3 | 生涯発達心理学の理論(2)−生涯発達のプロセスと発達課題− |
4 | 胎生期から新生児期まで−個体の発生− |
5 | 乳児期の発達−個性の発現− |
6 | 幼児期の機能と発達−基本的生活習慣の獲得− |
7 | 幼児期の社会性−集団生活の始まり− |
8 | 児童期の発達−他者との関わりを通して− |
9 | 乳児期から幼児期に生じる発達に関わる課題−発達障害− |
10 | 青年期の特徴と自我同一性の獲得−己を知ること− |
11 | 青年期から成人期へ−職業選択と社会生活− |
12 | 家族の形成と発達−家族システムの発達と課題− |
13 | 中年期の発達と危機−人生の正午− |
14 | エイジングと心理的変化−「老い」への対応− |
15 | 「死」への対応−死に対する態度と準備− |
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テキスト・参考書 |
生涯発達心理学15講 高橋一公・中川佳子編著 北大路書房 |
自学自習についての情報 |
概ねテキストの順番に沿って進行するので、前もってその部分に目を通しておくこと。最初の時間に分担を決めるが、担当した部分について発表できるように準備すること。 |
授業の形式 |
講義が中心だが、グループ討議や発表などを組み込む。テキストは使用するが、テキストの内容だけを学ぶのではない。一つの資料として使用する。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
毎時間の授業の中にグループ討論の時間を設定する。また、テーマを分担し、調べた事を発表する機会を設定する。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
期末試験40%、講義毎に課すミニレポート30%、発表30% |
その他(授業アンケートのコメント含む) |
特記事項無し |