科目情報
科目名 児童文学 
クラス − 
授業の概要 今期の「児童文学」は絵本に特化した内容とする。
国内外の代表的な絵本を熟読し、表現の秘密を考察する。
簡単な構造の絵本を制作する。 
授業の到達目標 国内外の代表的な絵本を深く読み込むことで、絵本というメディアの特性を理解する。
絵本の分析を通して、其々の絵本の特徴や作者の思いに迫ることで、絵本および子どもについての知識と理解を深める。
自ら絵本を制作する体験を通して、絵本における表現の特質を把握するとともに、絵本を豊かに子どもに届けるにはどのように表現するべきかを考える。
 
授業計画
内容
1オリエンテーション 
「絵本とは何か」(1) バーバラ・ベーダーの絵本の定義。 
2「絵本とは何か」(2) レオ・レオーニ作『あおくんときいろちゃん』をよむ。 
3絵本の絵と詞(1) 長新太作『ちへいせんのみえるところ』をよむ。 
4簡単な絵本作り(1) 「点と線の絵本」の制作。 
5簡単な絵本作り(2) 「●の絵本」の制作。 
6絵本の絵と詞(2) まど・みちお詩/柚木沙弥郎絵『せんねんまんねん』をよむ。 
7絵本とアニメーション(1) マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット作『岸辺のふたり』をよむ。 
8絵本とアニメーション(2) 加藤久仁生作『つみきのいえ』をよむ。 
9簡単な絵本作り(3) 「6P絵本」の制作。 
10簡単な絵本作り(4) 「6P絵本」の制作と発表。 
11昔話絵本をよむ。『てぶくろ』『おおきなかぶ』 
12創作民話絵本をよむ。『ふしぎなたけのこ』『ごろはちだいみょうじん』『花さき山』 
13簡単な絵本作り(5) 「昔話・童話絵本」の制作(1)構想とラフスケッチ 
14簡単な絵本作り(5) 「昔話・童話絵本」の制作(2)画面の制作と製本 
15作品発表とまとめ。 
 
テキスト・参考書 香曽我部秀幸・鈴木穂波/編・著『絵本をよむこと?「絵本学」入門』翰林書房 
自学自習についての情報 幼児教育を目指す学生は、絵本の受け手としてだけでなく、絵本を作る、手渡す、研究するなど、絵本と様々な関わり方を持つことが求められる。可能な限り沢山の絵本に触れて楽しみながら、様々な視点を通して学びあう姿勢を持つように。 
授業の形式 講義と演習、および作品制作実技 
アクティブラーニングに関する情報 人前で絵本を読み語ることを経験する。
完成した作品を人前で読み語って発表する。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への取り組み姿勢   50%
レポートおよび作品に込められた熱意と意識の深化 50%  
その他(授業アンケートのコメント含む)